サウジアラビア:パレスチナ情勢の発展をうけてビン・ファルハーン外相と米国務長官が電話会談
2025年09月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ビン・ファルハーン外相とルビオ米国務長官が国際情勢について協議
【リヤド:諸通信社】
サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相と米国のマルコ・ルビオ国務長官は
日曜夜、地域的・国際的な進展とそれに関して払われている努力について協議した。
サウジアラビア外務省の声明によると、この協議はビン・ファルハーン外相がルビオ国務長官から受けた電話会談のなかで言及されたものである。この電話会談は、カナダ、オーストラリア、イギリスがパレスチナを国家として承認したことを受けたもので、またサウジアラビア政府とフランス政府の主催によるパレスチナ・イスラエル二国家解決に関する国際会議の前夜に行われた。
同声明は、ビン・ファルハーン外相が日曜日に「マルコ・ルビオ国務長官から電話を受けた」と明らかにした。
電話会談では、サウジアラビアと米国の二国間関係および地域的・国際的な情勢の発展のほか、それに関して払われている努力についての協議が行われた。
日曜日に先立ち、イギリス、カナダ、オーストラリアは相次いでパレスチナ国家承認を発表した。これによって、国連加盟国193か国のうち、承認した国の数が152か国となった。
最近では、マルタ、イギリス、ルクセンブルク、フランス、オーストラリア、アルメニア、ベルギーなど11か国が、今年9月に開催される第80回国連総会において、パレスチナ国家を承認する意向を表明した。
月曜日には、国連総会ハイレベル一般討論のため、国連本部に世界の指導者らが集結する。
これは2023年10月7日以降、イスラエルが米国の支援を受けてガザ地区でジェノサイドを続けているなかでのことである。このジェノサイドにより、パレスチナでその多くが子どもと女性である65,283人が死亡、166,575人が負傷した。さらに、飢餓により子ども147人を含む442人が亡くなった。
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翻訳者:渡邉翼太
記事ID:60805