スーダン:戦争による医療部門の損失は140億ドルに
2025年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スーダン医師ネットワーク:戦争による医療部門の損失は140億ドルに
【ハルツーム:ドイツ通信社】
スーダン医師ネットワークは日曜日、医療部門は戦争によって甚大な被害を受けたにもかかわらず、ハルツーム州で34の病院と214の医療センターが再び稼働を開始したと発表した。
同ネットワークは本日、2023年4月15日に始まった戦争から2年が経過した現在のハルツーム州の医療部門の状況について報告書を発表し、この間に80の私立病院のうち73病院が、破壊や略奪、さらには一部の施設が軍事拠点へと転用されたことにより閉鎖され、医療部門の損失は140億ドルを超えると明らかにした。
また、2025年には状況がやや改善し、戦争中にはわずか7つであった稼働中の病院数が、現在は34に増加しており、さらにハルツーム各地の214の医療センターが再開し、病院への負担軽減や住民へのプライマリーヘルスケア提供に貢献していると指摘した。
さらに、この再稼働は重要な一歩である一方で、依然として46の病院が閉鎖されたままであり、損壊されたものの修復や医療サービスの継続的な提供を担保するためにさらなる技術的・物流的な支援が必要だという事実を隠すものではないと付け加えた。
(後略)
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翻訳者:田中諒子
記事ID:60912