シリア:エジプトへのいかなる侮辱や両国関係への干渉を拒否

2025年09月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア「我々はエジプトに対するいかなる侮辱も、我々との関係への干渉も拒否する」

【イスタンブール:アナトリア通信】

シリア外務省は月曜日、エジプトに対する侮辱や、エジプトとの二国間関係への干渉を目的とするいかなる試みを拒絶すると強調した。

これは、エジプトを侮辱するスローガンを含む映像がSNSで拡散されたことを受けて、シリア外務省が発表した声明の中で述べられたものである。

外務省は次のように述べた。「一部のSNSで、ごくわずかな人がエジプトを侮辱するスローガンを叫んでいる映像が拡散されました。これは“ガザのパレスチナ人への連帯デモ”とされる場の周辺で起きたものです。」

外務省は「このような非難すべき行為は、シリア国民が同胞であるエジプトの政府および国民に対して抱く感情をまったく反映しておらず、そうした行動をとった者だけに属するものです」と強調した。

またシリア外務省は、「このその時限りの出来事を利用して、シリアとエジプトの深く揺るぎない兄弟関係を乱そうとする一部の者たちの行動」に対して、遺憾の意を示した。

また外務省は、「過去数年間にわたり、数十万人のシリア人を受け入れてきた兄弟国エジプトとその寛容な国民に対して、大きな称賛と敬意」を改めて表明した。

さらにシリアは、「シリア・エジプト間の関係強化とその維持に努め、これに対するいかなる侮辱も断固として拒否する」と強調した。

アサド政権の打倒以降、シリア新政権は地域諸国および世界レベルでの関係改善に努めている。

(後略)


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翻訳者:喜多見咲
記事ID:60929