ヨルダン国王:カタールとエジプトから、ハマスがガザの統治をパレスチナの機構に移譲するという確約を受ける

2025年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
【アンマン:アナトリア通信】

ヨルダンのアブドゥッラー2世国王は月曜夜、カタールとエジプトから、ガザ地区停戦合意に基づき、ハマスがガザの統治をパレスチナの独立機構に引き渡す約束に対して「大きな見通し」を示す保証を受け取ったと述べた。

この発言はエジプトで開かれたシャルム・エル・シェイク首脳会談と同時期に、BBCの番組「パノラマ」で行われたインタビューの中で述べられた。

同会談では、ガザ地区停戦に関する包括的な文書が署名されたと、ヨルダン国営通信「ペトラ」が伝えている。

アブドゥッラー2世国王は「この地域は、幾度となく和平の試みの失敗を経験してきた。二国家解決の実施こそが、和平実現のための唯一の解決策である」と述べた。

同国王は、ガザ地区の停戦合意に関するコメントの中で次のように述べた。
「悪魔は細部に宿る。もし二国家解決の原則が実行されなければ、この地域は滅亡の運命にある。」

続けて、「もしこの問題の解決に至らず、イスラエル人とパレスチナ人に将来が見いだせず、アラブ世界とイスラム世界、そしてイスラエルとの関係が築けなければ、私たちは滅亡の運命にある」と述べた。

さらに「事態を本来あるべき道筋に戻せることを願っている。(…)なぜなら、この問題を解決しなければ、再び同じ問題に戻ることになるからだ」と述べた。

同国王は「イスラエルはこれまで何度も二国家解決を拒否してきた。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、先月の国連総会でこの案に強い反対を表明した」と指摘した。


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翻訳者:森川明穂
記事ID:60996