シリア:シャルア大統領、米国に到着

2025年11月09日付 al-Mudun 紙

■シャルア大統領、米国に到着:トランプ大統領が月曜日に出迎え

【本紙】

シリアのアフマド・シャルア大統領は、土曜日の夕方、公式訪問のため米国に到着した。

ドナルド・トランプ大統領は、月曜日にホワイトハウスでシャルア大統領を出迎える予定。これはシャルア大統領にとって、米国が主導して木曜日にニューヨークの国連安全保障理事会で行われた投票を通じて、彼の名前を国連のテロリスト名簿から削除することに成功して以来、初めてのワシントン訪問となる。

米国のシリア問題担当特使トム・バラック氏は、この歴史的訪問の間に、シャルア大統領が「イスラーム国」と戦う米国主導の国際同盟への加盟協定に署名すると予想している。また、報道によれば、米国もダマスカス近郊に軍事基地を設立する意向を示している。

米国務省は金曜日、マルコ・ルビオ国務長官が、シリア暫定政権のアフマド・シャルア大統領とアナス・ハッターブ内務大臣の名前を「国際テロリズム」リストから削除したと発表した。これは、「バッシャール・アサド前大統領の退陣後に、シリア指導部が遂げた進展を評価して」の措置だとしている。

同省の副報道官は声明で次のように述べた。「国連安全保障理事会は、米国の支持を受けた決議を採択し、シャルア氏とハッターブ氏の名前をテロリスト名簿から削除した。この決議は、シリアが新たな段階へと移行したことを明白に示す強い政治的メッセージとなった」。

同氏はさらに次のように述べた。「シャルア大統領が率いる新しいシリア政府は、行方不明のアメリカ人の所在特定に努め、テロや麻薬と戦う義務を果たし、化学兵器の残存物を除去し、地域の安全と安定を強化し、さらに包括的な政治プロセスにも取り組んでいる」。

ドナルド・トランプ大統領は2025年初め、失脚したバッシャール・アサド政権の突然の崩壊を受け、シャルア大統領に対する米国の制裁を緩和するよう指示していた。


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翻訳者:鈴木美織
記事ID:61121