シリア:スワイダー県で「無法集団」が3日連続で停戦合意に違反
2025年11月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スワイダー県で無法集団が3日連続で停戦合意を破る
【ダマスカス:アナトリア通信】
シリア国営通信によると、シリア南部のスワイダー県では「無法集団」が治安を乱し、3日連続で停戦合意を破り続けているという。
シリア国営通信「SANA」に話した治安筋は、「スワイダーの無法集団が停戦合意を破り、同県のワルガー町方面にある内務治安部隊の拠点を攻撃している」と述べた。
一方別の治安筋も、シリア国営テレビ「イフバーリーヤ」に対し、「スワイダーの無法集団が停戦を破り、県西部のマジュダル村にある治安部隊拠点を攻撃した」と述べた。
両者とも、攻撃の結果や、無法集団の正体について詳細を明らかにすることはなかった。
スワイダー県内務治安局のスライマーン・アブドゥルバーキー局長は金曜日、「イフバーリーヤ」に対し、最近起きた治安上の混乱において、治安部隊の隊員に負傷者は出ていないと述べた。
アブドゥルバーキー局長は、緊張を緩和し、対話の門戸を開くよう勧告が出されていると説明した。同局長によると、スワイダー県では以前にも混乱が見られたが、現在は多くの住民が流血を避け、混乱の終結を求めて治安当局に連絡しているという。
同チャンネルによると、アブドゥルバーキー局長は、(シリアのドゥルーズ派指導者の一人である)ヒクマト・ヒジュリー師に「スワイダーを流血の道へと引きずり込んだ責任がある」と述べたという。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:秦智子
記事ID:61148