ガザ:豪雨の影響で地区内の避難民キャンプが浸水

2025年11月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■豪雨によりガザ地区内の避難民テントが浸水…調停員らは停戦の維持に奔走

【ガザ:本紙】

破壊されたガザ地区を襲った豪雨は住民の悲劇をさらに増幅させ、多くの避難テントを浸水させた。

同時期、占領軍は停戦合意への違反を繰り返しており、激しい攻撃を実施することで新たな犠牲者をもたらした。

保健省は、過去24時間でガザの病院に17人の殉教者(新たな殉教者3人と遺体の収容14人)と16人の負傷者が到着したと発表した。

豪雨はハーン・ユーニス西部のマワースィー地区で多くのテントを浸水させた。さらにガザ市のいくつかの地域や、地区中央部で、豪雨によってできた水たまりが避難民のテントの中へと流れ込み、内容物を損傷させた。

マワースィー地区に暮らす避難民であるイブラーヒーム・ナッジャール氏は本紙に対し、「先週水に浸かった寝具は、ほとんど乾いて使えそうになっていたが、今回の低気圧で再び水に浸かってしまった」と語った。

ガザ地区は深刻な人道状況であり、国連貿易開発会議(UNCTAD)は新しい報告書のなかでこの状況に光を当て、「ガザ地区の復興には700億米ドル以上と、数十年がかかる」と指摘した。

(後略)


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翻訳者:後藤璃乃
記事ID:61202