恩赦法成立、4万人が釈放へ
2025年12月27日付 Medyescope 紙

第11次司法改革関連法案が施行となり、受刑者らの釈放が開始された。2023年7月31日とそれ以前に犯された犯罪を対象とする法改正は、4万人以上の受刑者を釈放することになる。刑務所の前では、被収容者を待つ家族たちが釈放の歓喜に沸く一方で、釈放された囚人たちは、「刑務所には入るもんじゃない、おとなしくしとけ」と表現した。
第11次司法改革関連法案が官報で公布されたのと同時に、釈放が開始された。法改正で恩恵を受ける受刑者らの事務処理が完了すると、恩赦のニュースを受けた親族らが刑務所の前で待機し始めた。
◾️刑務所の前で待つ、刑務所に一人以上の親族がいる者たち
アンカラのスィンジャン刑務所に複数人の親族が服役していると言うサトゥル・ディレキ氏は、自身も以前刑務所で服役していたと明かしながら、「私たちみんな生活環境からやむをない受刑者なんです」と言った。ディレキ氏は、刑務所から出所した者たちは、仕事を得るのに困難を抱え、犯罪を繰り返す、という意見を呈した。第11次司法改革関連法案に関しては、「2023年で境界線を引いていなければ、(親族)全員釈放されたんですけどね。」と述べた。
妻と4歳の子供が刑務所にいるというメスト・エルソイ氏は、法改正に関して「少し遅かったけれど最終的に二人が釈放されるのでとても幸せです。」と述べた。国会議員たちに感謝の気持ちを表すエルソイ氏は、生活環境に基づく受刑者がみな釈放されるよう願うと話した。また彼は、子どもが2歳の時に妻と一緒に刑務所に入ったとし、許可を得て外に出られる日には、スーパーマーケットのことを「刑務所の購買だ」と言ったことなどを話した。
◾️彼らは四方を囲む壁から解放される
父親を含む、親族複数人が服役中だというハイダル・アリ・デリギョズ氏は、法改正がもっと早くに施行されるべきだったと述べた。「囚人たちは、四方壁の生活から解放されるのです。私が身をささげる神よ、どうか他の囚人たちをも救ってくださいますように。」と言うデリギョズ氏は、「誰も母親や父親と離れ離れになりたくなんてありません。」と話した。
母親が刑務所で服役中というドゥラン・ケレジ氏は、幸福を口にした。「(この喜びを)なんと表せましょう。この目で見るまでは(この恩赦が)本当だとは信じません。」と言うケレジ氏は、次のバイラム(宗教的祝祭日)は母と一緒にお祝いできる、二重におめでたいバイラムになると述べた。
◾️刑務所からの釈放がスタート:4万人以上の受刑者が自由に
刑務所に親族が何人もいるビスィムリ・ダシュチュ氏は、「神よ、国家の長を、私たちの許からいなくならないようにしてください。」と、[次回の]12回目の司法改革で大赦を求めていると述べた。トルコ大国民議会で可決された「第7571号トルコ刑法、一部の法律、第631号法の条文規定を閣議決定にて変更することに関する法律」が官報にて公布され、施行が始まった。
法改正は2023年7月31日とそれ以前に犯された犯罪を対象とし、第一弾では4万人以上の受刑者の釈放が予期されている。
◾️3年早く出所できる受刑者たち
法改正のなかで、受刑者らは3年早く公開処罰執行機関に移行することができる。公開執行機関にいる者は、3年早く[機関から外に出て]監視下環境に移る機会を得られる予定である。
法改正によると、血族近親者やパートナー、身体または精神面で自身を保護できないであろう者、また女性と子どもを狙って故意に殺人罪を犯した者に関しては釈放されない。
性犯罪、また未成年の性的搾取罪を犯した者も恩赦の対象とならない。最新の法改正では、地震で建物が倒壊または崩れたことにより生じた殺人罪も、釈放対象から除外される。
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翻訳者:木村沙帆
記事ID:61357