口蹄疫で食肉価格高騰
2025年12月29日付 Cumhuriyet 紙
口蹄疫、高い原価と輸入抑制で精肉市場を直撃:肉危機が深刻化
生産者が「我々はダメージを負っている」、消費者が「肉を買えない」と言い、業界は危機とともに2026年へ突入する。最低賃金の発表の後に、肉の値段は2週間で41リラ上昇した。
トルコで精肉の市場でおきている変動は、生産者だけでなく消費者も直撃した。エラズー精肉生産者組合会長メフメト・チチェッキ氏は、2026年は畜産にとって非常に困難な年になるだろうと述べ、「口蹄疫は業界を10年前の状況に後退させた。、もはや、安い肉を見ることはほとんど夢である」と言った。畜産業は長い間危機の渦中にある。牛の飼育数は2020年から2024年の間に1810万頭から1690万頭へと下落した。アメリカ合衆国農業省(USDA)の発表によると、トルコは動物の輸入において世界で二位である。肉の輸入も急速に増加し、肉と牛乳財団の会長ミュジャヒド・タイラン氏が、ハンガリーで肉取引を行っている主張も、業界で議題にのぼっている。
TMMOB(トルコ技師建築家商工会議所連合)の農業技師局長バーキー・レムズィー・スイチメズ氏は、増えつつある投下コストが危機を深刻化させていると述べて、生産者を支援する代わりに価格を抑圧したことと、輸入政策が問題を悪化させたとした。スイチメズ氏は、TÜİK(トルコ統計協会)の2025年10月農業投下価格指数で、肉と牛乳の生産で最も大きなコスト項目となる餌の値段が35.5%、獣医支出が65.2%上昇していると述べた。肉と牛乳協会による生きた動物と精肉の輸入は、肉の価格を引き下げることはない説明したスイチメズ氏は、「動物の数を減らせば、精肉の値段の上昇は避けられない。地域の生産者を保護しなければ、価格の上昇は続く」と述べた。
5キロの肉のうち1キロを輸入
メフメト・チチェッキ氏の提供したデータによると、口蹄疫を完全にコントロールされる前の月で価格は20から25%上昇した。口蹄疫へのおそれのため、年の初めごろに動物が早めに屠殺されたと述べるチチェッキ氏は、「現在市場に国産の繁殖用動物はない。繁殖業者は子牛を確保できず、価格もとても高い」と言った。
供給不足のために輸入が増加したことを強調するチチェッキ氏は、肉と牛乳協会と農業省の、枝肉と精肉の輸入で市場を抑制しようとしていることを述べた。「今日、トルコで消費される肉の5キロに1キロは輸入されている。私たちは輸入子牛肉、輸入肥育肉、または枝肉のいずれかを消費する。問題は口蹄疫だけではない。飼料の約60パーセントを輸入していることでコストが上昇し、牧草地の畜産業はほとんど消滅している。インフレ率は高く、投下費用も多額だ。小規模なファミリービジネスは生き残るのに苦労している」と述べた。
最低賃金と一緒に肉も高くなった
CHP(共和人民党)ニーデ県選出議員であるオメル・フェティ・ギュレル氏は、最低賃金の発表された週に赤身肉の価格が急激に上昇したと述べた。ギュレル氏によると、12月11日に1キログラムあたり528リラだったカット済み赤身子牛肉は、12月25日に569リラに上昇した。子羊の肉でも1週間で8リラの増加が見られた。「最低賃金は飢餓ライン以下で決定されているが、肉の価格は急速に上昇している。生産者は大損害を受け、市民は肉を買うことができない。政府の対策を中止している」と述べたギュレルは、輸入に割り当てられた財源を国内の生産者に与えるするよう求めた。
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翻訳者:矢内すみれ
記事ID:61466