シリア:シリア暫定政府がクルド系「シリア民主軍」と停戦合意、「一つのシリア」への一歩となるか…

2026年01月19日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ダマスカスとシリア民主軍の合意は、停戦およびラッカ、デリゾール両県における暫定政府の支配力強化を含む

【ダマスカス:ヒバ・ムハンマド、本紙】

シリアのアフマド・シャルア暫定大統領は、米国の仲介のもとクルド人主導の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」と停戦合意に達したと発表した。合意には、即時かつ包括的停戦に加え、SDFが実効支配するラッカ、デリゾール両県の行政・軍事権限を暫定政府に移譲すること、国境検問所や石油・ガス田をすべて暫定政府が管理すること、SDF全戦闘員を個人単位でシリア軍に統合することなどが含まれている。また、SDFが運営する過激派組織「イスラーム国(IS)」の戦闘員と家族の収容所の責任も暫定政府に移管される。

シャルア大統領は、ダマスカスで米国のトム・バラック・シリア担当特使と会談した後に停戦合意を発表した。バラック特使は土曜日、イラク北部の都市アルビールでSDFのマズルーム・アブディー司令官と会談している。合意の成立は、暫定政府軍がSDFの支配下にあるシリア北東部のジャズィーラ地方を押さえたことが背景となっている。

シャルア大統領は、「私は今こそ完全な停戦を勧告する」と述べた。そして、「本日予定していたマズルーム・アブディー司令官との会談は、悪天候のためで月曜日に延期されたが、事態収拾のため、電話会談を通じて合意に至った」と説明した。合意の条項は月曜日に協議される。

転換点

バラック特使はXへの投稿で、「今回の合意と停戦は、かつての敵対関係が分断ではなく協力を受け入れる極めて重要な転換点だ」と述べた。そして「シリア統一に向けた新たな対話と協力への道を開いた」と歓迎し、双方が行った合意達成のための「建設的な」努力を称賛した。

(後略)


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翻訳者:齋藤茉音
記事ID:61493