トランプ主導の平和評議会、ガザの平和へ一歩―トルコ参加
2026年01月22日付 Milliyet 紙

トランプ大統領の呼びかけで組織されたガザ平和評議会が今日スイスに集まり、評議会設立に向けた署名を行った。トルコ代表としてハカン・フィダン外相が出席し、トランプ大統領は演説で「我々で戦争を止める」と呼びかけた。これが最新の状況だ。
米国のトランプ大統領の提案で実現し、イスラルによるガザ攻撃を止めること、地域の復興を目的としたガザ平和評議会の発足における重要な節目が今日迎えられた。評議会に参加する国は、スイスで行われた会合で合意文書を承認し、署名している。
■「我々はガザ戦争を止める」
トランプ大統領は署名式で行った演説で評議会メンバーを紹介し、「ここにいる全員が素晴らしい仕事をした。ガザでの戦争も止める。ここでは非常に大きな熱意があった。59もの国が中東和平に参加した。もしハマスが約束を守らなかった場合、我々は脅威にさらされるが、彼らは約束を守るだろうと考えている。彼らは武器を放棄するだろうし、しないとしても結果的には放棄することになる。平和についての我々の目的に関する作戦を6月にもイランで実施し、あらゆる核施設を破壊した。現在、我々は1年前とは異なる状況にいる。世界の至る場所が炎に包まれていた。」と語った。
■「最も重要な評議会」
「我々は設置された中で最も大規模で最も重要な評議会にいる。私にはあるアイディアがあり、後に議長になる必要があると言われた。ここには非常に有能で聡明な人々が集まっている。すべての国が強い意欲をもって参加した。数日前に招待状を送り、ここダボスに集まった。ここにいる全員が私の友人であり、皆をとても愛している。平和評議会は、世界で最も優れたリーダーたちで構成された評議会だ。」と語った。
■「ガザでの成果に大きな喜び」
米国大統領は、「ガザに対する人道支援がさらに行われており、停戦により支援が現地に届いている。ガザが再武装化されないことを確定させるために取り組んでおり、国境の安全保障についても力を尽くしている。ガザでの成果には満足している。国境の安全保障を確保した後に国連との協力を続けていく。国連は非常に優れた潜在力を有しているが、これまで私が終結させた八つの戦争において彼らの力を借りることはなかった。」と述べた。
■「戦争はこの評議会に勝ち目はない」
演説の終わりにトランプ大統領は、「ここで憎しみと残虐行為を食い止め、世界平和を実現させる。この場にいる一人ひとりが星だ。これは我々の遺産になる。世界で最も強力な人々が今ここにいる。平和も簡単に実現させることができる。戦争はこれらの人々を前に勝ち目はない。」と語った。
■ハカン・フィダン外相、ガザ平和評議会憲章に署名
ハカン・フィダン外相は、レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領の代理として会議に参加し、ガザ平和評議会憲章にトルコの名で署名した。アンカラ政府は、ガザで恒久的な停戦の実現および和平プロセスの監視について、積極的役割を果たす姿勢だ。
■クシュナー氏:イスラエルの人々はトルコを批判している…30日間は冷静に
署名式後に演説を行った、米国のガザ平和評議会メンバーでありトランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏は、「多くの人々が緊張を高めようとしているように見える。彼らはイスラエルを批判し、イスラエルの人々はトルコやカタールを批判している。私は、30日間は冷静にと言っています。戦争終結を信じています。戦争終結にチャンスを与えましょう、そして前に進むために最善を尽くしましょう。」と語った。
■欧州から亀裂が走る音
トルコがプロセスに強力な支援を行う一方、欧州前線では状況がバラバラになっている。英国のイヴェット・クーパー外相は、同国がダボスで行われた平和評議会に参加しないことを明らかにした。イタリアのジョルジャ・メローニ首相も、トランプ大統領主導で作成された規約がイタリア憲法と整合しないとして今日の式典で署名は行わないと発表した。
これにもかかわらず、メローニ首相はイタリア政府が中東和平計画の実施や二国家解決の構築において重要な役割を担うことになるとし、イタリアとヨーロッパがこのように一つの枠組みから排除されることは戦略的観点から合理的ではないと強調した。
■参加国は?距離をとる国は?
トランプ大統領が世界の首脳部に送った招待状は様々な反応で受け止められた。ハンガリー、ベラルーシ、ウズベキスタンは招待を迅速に受け入れた一方、カナダ、ロシア、中国は詳細を精査するために慎重な姿勢をとった。
また、フランス、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、スロベニアは現状の仕組みにおける参加を拒否した。このような状況を受け、トランプ大統領は硬い態度で反応し、フランス産ワインに200%の関税を課す可能性にも言及した。
■ガザから世界的危機にへと広がる枠組み
当初はガザにおける停戦と和平プロセスの監視を目的として設立された枠組みは、次第に世界の紛争に対処することを目的としたより広範囲の枠組みに変化した。週末には、創設国の立場のために世界各地の国々へ新たに招待状が送付された。
評議会の常任メンバーとなるために、各国から10億ドルの拠出が求められることが明らかになる一方、米国当局は、これは強制的な参加費ではなく、自主的なものであると弁解している。
■「国連の代替か?」という議論
一部の国は、国連にとって代わりうる国際的な枠組みに参加することに反対する立場を明確に示した。これに対しトランプ大統領は最近の発言で、国連が活動を継続することを望んでいるものの、同機関は「より多様な活動が必要だ」と述べた。
一方、国連安全保障理事会はガザでの復興活動の調整のために評議会が「暫定統治機関」の役割を果たすことをすでに承認していた。
トルコが交渉の場に参加することはこの新たな構図において、ガザの将来に関する決定の方向性におけるアンカラの重要性を高めていると注目を集めている。
■ガザ平和評議会とは?
ホワイトハウスは、ガザの停戦プロセスの第二段階の重要な要素として設立された「平和評議会」メンバーと移行プロセスを管理することになる「ガザ行政国家委員会」の委員長を発表した。ホワイトハウスの声明では、トランプ大統領の20項目におよぶガザ和平計画に言及し、第二段階へ移行したことが注目を集めた。
声明では、この段階の重要な要素としてガザ行政国家委員会が設立され、パレスチナ自治政府の元計画副大臣であるアリ・シャアト氏が委員長に就任することが発表された。
■「平和評議会」メンバー
ホワイトハウスは、トランプ大統領が議長を務める評議会で様々な分野において業務を担当する委員の名前を発表した。「創設執行委員会」として公開された平和評議会のメンバーには、マルコ・ルビオ米国国務長官、トランプ氏の特使であるスティーブ・ウィトコフ氏、トランプ氏の義娘婿で元上級顧問のジャレッド・クシュナー氏、元英国首相のトニー・ブレア氏、マーク・ローワン氏、アジェイ・バンガ氏、ロバート・ガブリエル氏が就任した。
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翻訳者:佐田優美香
記事ID:61516