UAE:アラブ首長国連邦がOPECおよびOPECプラスを脱退
2026年04月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アラブ首長国連邦がOPECおよびOPECプラスから脱退、石油生産国の同盟にとって「強大な一撃」
【諸通信社】
アラブ首長国連邦(UAE)は火曜日、OPECとOPECプラスから脱退すると発表し、両機構、またそれらを事実上率いているサウジアラビアに強大な一撃を与えることとなった。これと同時に、イラン戦争はエネルギー部門における歴史的ショックを引き起こし、世界経済を混乱させている。
UAE国営通信(WAM)は以下のように述べた。「この決定は、UAEの長期的な戦略的・経済的ビジョン、そしてエネルギー国内生産への投資加速を含む、同国のエネルギー部門の発展に適合するものである。さらに、世界のエネルギー市場の未来を見据えた、責任と信頼ある生産者としての役割に関するUAEの決意を強固にするものである」
続けてこの決定について、「これは(UAEの)国益、また市場の緊急のニーズへの対応に有効に貢献するその取り組みを考慮したものある。一方短期的には、アラビア湾とホルムズ海峡における混乱を通して地政学的な変動が継続しており、これは供給のダイナミクスに影響を与えている」と詳述した。
また「基礎的な方向性によって、中長期的には、エネルギーに対する世界的なニーズが拡大し続けることが示されている」と言及した。
さらに同決定について、「数十年にわたる建設的な協力体制ののちに下されたものである」としつつ、「我々は1967年にアブダビ首長国としてOPECに加盟し、これはアラブ首長国連邦が1971年に成立してからも続いた」と述べた。そして「我々はこの期間を通して、世界の石油市場の安定を支え、石油生産国同士の対話を強化することにおいて、効果的な役割を果たしてきた」と付言した。
UAEのエネルギー大臣は、「この脱退によってUAEは、グループ内のいかなる義務に拘束されなくなり、柔軟性を得ることとなる」としつつ、「この決定が採択される前に、サウジアラビアも含めた他国との直接的な協議を行わなかった」と付言した。
OPECの古参メンバーであるUAEの突然の脱退によって、混乱が生じ、機構が弱体化する可能性がある。OPECはこれまで多くの場合、地政学的問題から生産量の割当までといった諸問題をめぐって機構内部の対立にもかかわらず、自らを一枚岩の陣営として見せようと試みてきた。
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翻訳者:遠藤美佑
記事ID:62036