イエメン:シャブワ沖でタンカー乗っ取り、アデン湾で海賊行為再燃
2026年05月02日付 al-Mudun 紙
■イエメン:シャブワ沖で石油タンカーの乗っ取り
【本紙】
今日土曜日、石油タンカーがイエメン沖で、正体不明の武装集団による襲撃を受け、乗っ取られた。当局は現在、その奪還に向けた対応を進めている。イエメンの沿岸警備隊は声明で、「土曜朝に寄せられた、シャブワ県沖での石油タンカー『M/T EUREKA』の乗っ取り事件に関する通報を追跡している」と述べ、船の所有者については言及しなかった。
さらに声明は、「タンカーは正体不明の武装集団による武装強盗の標的となり、乗り込まれて制圧された後、アデン湾を通ってソマリア沿岸の方向へ向かった」と述べた。続けて、「通報を受けると直ちに、イエメン沿岸警備隊は作戦対応を開始し、アデンから巡視艇2隻を派遣したほか、シャブワからも小型巡視艇を投入した。これは、限られた能力や国の例外的な状況にもかかわらず、タンカーの所在特定に向けた捜索・追跡の一環である」と説明した。
また、「国際的パートナーおよびアデン湾に所在する関係機関との調整により、タンカーの位置が特定され、現在もその追跡を続けるとともに、奪還および乗組員の安全確保に向けた必要な措置が進められている」と述べた。石油タンカーの乗っ取りについては、これまでに犯行声明を出した主体はない。
〈24時間で2件目の事案〉
土曜日の早い時間、英国海自貿易調整機関は、イエメン東部ハドラマウト県ムカッラ沖での海上事案について発表した。これは24時間未満で2件目の事案である。同機関は声明で、貨物船の船長が、緑色の小型ボート1隻が白い漁船とともに約500mの距離まで接近したと報告したとを明らかにした。また、船舶の所有者や事案の詳しい状況については言及しなかった。
こうした事件は、中東で続く戦争に伴う地域的緊張の高まりを背景に、アデン湾で海賊行為が再び表面化しているとの警告の中で発生している。この戦争により、関心や海上資源の一部が地域から逸れた結果、安全保障上の空白が生じ、ソマリアの海賊がこれを突いた形となった。彼らはここ数週間で複数の乗っ取りに成功している。
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翻訳者:鈴木美織
記事ID:62041