米報道:トランプ大統領がレバノン情勢をめぐりネタニヤフ首相を叱責
2026年06月02日付 al-Quds al-Arabi 紙

■「一体全体、何をやっているんだ?」…アクシオス:トランプ氏、レバノン情勢めぐりネタニヤフ氏を叱責
【ワシントン:本紙】
メディア報道によれば、米国のドナルド・トランプ大統領は月曜日に行われた電話会談で、イスラエルによるレバノンでの軍事作戦を背景に、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を厳しく批判した。
米ニュースサイト「アクシオス」が、米政府当局者らと通話内容を把握している第三の情報筋の話として伝えたところによると、トランプ氏はネタニヤフ氏を「狂っている」と表現し、米国の支援に感謝を示していないと非難した。
報道によれば、通話中のある場面で、トランプ氏は声を荒らげ、「一体全体、何をやっているんだ?」と述べた。
一方、ホワイトハウスはこの報道内容について、ただちにコメントを出していない。
ネタニヤフ首相はこれに先立つ月曜日、レバノンとの緊張をさらに高める形で、ベイルート南部郊外のヒズブッラー関連施設を標的にするようイスラエル軍に命令していた。2024年11月に発効した停戦合意があるにもかかわらず、である。
こうした動きは、緊張緩和に向けた過去の合意にもかかわらず、2023年10月以降、イスラエルとヒズブッラーの衝突が続くなかで起きた。
この文脈で、アッバース・アラーグチー外相を含むイラン当局者らは、イスラエルによるレバノンでの攻撃は、4月7日に米国政府とイラン政府の間で成立した停戦合意への違反に当たると述べた。
アラーグチー氏はXへの投稿で、「いずれかの当事者による合意違反は、合意全体の崩壊を意味する」と述べ、米国とイスラエルにその影響の責任があるとした。
トランプ氏は、のちにこの電話会談を「実りあるものだった」と表現し、ネタニヤフ氏に対してベイルート市内で大規模な軍事作戦を実施しないよう求めたと述べた。また、イスラエル軍はレバノンの首都には入らないとした。
一方トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「ヒズブッラーの指導部」と話したと投稿し、双方が停戦で合意したと述べたうえで、それが「永遠に」続くことへの期待を示した。
しかしネタニヤフ氏はその後、Xで、自分はトランプ氏に対し、ヒズブッラーがイスラエルの都市への攻撃をやめないなら、イスラエルはベイルートの「テロ標的」への攻撃を続けると伝えたと改めて強調した。また、イスラエル軍は定められた計画に従い、南レバノンでの作戦を継続すると強調した。
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翻訳者:八島愼也
記事ID:62279