コラム:湾岸諸国から見た米国とイスラエル
2026年05月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
■湾岸諸国から見た米国とイスラエル…両国は新たな同盟関係を模索しているのか?
【ハアレツ】
イランとのいわゆる「合意」によってイスラエルと米国が被りうる損失ばかりを問題にすることは、合意そのものがいまだ存在せず、了解覚書も多くの困難を抱えているなかで、「絶対的勝利テスト」として知られる論理的な罠にはまることを意味する。
そもそも戦争の目標は、当初から実行可能性を欠いていた。体制転覆への野心であれ、イランの輸出を断つことであれ、爆弾によって核の脅威を無力化することであれ、いずれも同じである。したがって、そこにはもともと「勝利」が成り立つ余地などなかった。
しかし、米大統領は絶望を表明するつもりはないようだ。昨日、すでに過密となっている自らの勝利の一覧に、達成可能な目標をさらに一つ付け加えた。大統領によれば、「この複雑な難題を解決しようとして米国が尽くしたすべての努力を踏まえれば、少なくともすべての国が同時にアブラハム合意に署名すべきだ」という。
「中東の姿を変える」という言葉は、10月7日以降、この戦争に付きまとってきた標語である。この標語は、あらゆる戦術的成果によって「イスラエルに有利に働く」新たな地域秩序が形成されたというイスラエルの主張と結び付けられている。
その戦術的成果とは、ガザ地区の占領と、それによってもたらされた殺戮、破壊、荒廃、ヒズボラの軍事・政治指導部の排除、昨年の対イラン12日間戦争、そしてイラン政府の政治・軍事指導部が排除された今年の戦争である。
しかし、こうした主張は、議論の余地のない事実を前にすれば、容易に退けることができる。
(後略)
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翻訳者:蜂巣才太
記事ID:62316