CHPからAKPに移籍のトゥズラ市長、コメント発表

2026年08月02日付 Cumhuriyet 紙

共和人民党(CHP)を辞任し、公正発展党(AKP)に入党したトゥズラ市長のエレン・アリ・ビンギョル氏は、声明文の中で「もし政治が人々の住居に対しての権利を妨げるのであれば私は決断を下さなければならなかった。私は今日、その決断を下す」という表現を用いた。

CHPを辞任し、AKPに入党したトゥズラ市長のエレン・アリ・ビンギョル氏は、Xアカウントを通じてこの決定について声明を発表した。

ビンギョル氏は、決定の中心に「政治的野心」はないということを強調した。彼はAKPへの移籍を発表する際、「非常に難しい決断でしたが、私の良心が正しいと信じる決定をとりました。今日から、私は公正発展党の傘下で道を歩んで行きます。」という言葉を伝えた。

注目すべきは、ビンギョル氏が昨日イスタンブール大都市圏自治体を標的にした投稿と同様に、今回も自身の声明に対するコメント欄を閉鎖したことである。

■「私にとって難しい決断でした…」


トゥズラ市のAKP所属市長、エレン・アリ・ビンギョル氏の声明は以下のとおりです。

「トゥズラの親愛なる隣人の皆様、

まず最初に、これまで私にいただいたすべてのサポートに心から感謝申し上げます。

まだ若い私のことを信頼し、トゥズラのような非常に美しくしかし同時に大きな問題も存在している郡を司る職務を任せてくださいました。私もあなたたちの信頼に値するように全力を上げて取り組みました。職務についた日から私の目標はただ一つでした。トゥズラの慢性化した問題を解決すること、そして政治政党を分け隔てなく全ての住人たちの権利、司法を守ることでした。

残念ながら、政治的な思惑が人々のニーズ、希望、権利を侵害してしまうことがあります。

私がまず当局に、そして次に皆さんに説明しようとしてきたように、ほぼ2年間、私たちの地区は史上最大の住宅・不動産危機に直面しています。

イスタンブル広域市(IBB)検査委員会によって提出された報告書によると、約5万戸の市民住宅が倒壊の危険にあることが明らかになり、1万6000戸のアパートに対して電気、水道、天然ガスの供給を停止するよう指示が出されたというのです。

過去に起因する法的問題は存在するというのも確かです。しかし、これは単なる都市計画における法的・技術的な問題ではなく、人道危機でもあります。


とりわけ、何年にもわたり建築法の観点から問題のある適用がなされるのを傍観するばかりで、問題が内部からは解決しようがない状態になるのに対応をおこなわないIBBにも大きな責任があります。

行政のおこなった失敗の代償を、5万人の罪のないトゥズラの人々、子どもたち、その家族が支払うのを認めることは、法的にも道徳的な観点からも認めることができません。

この大惨事を未然に防ぎ、住宅と財産という基本的人権問題を解決することでトゥズラの未来を守るため、私たちはこの問題を認識した初日から、現在の政治体制の下、イスタンブール広域市と協力してあらゆる可能な取り組みを行ってきました。合意に基づいた解決策モデルを生み出し、代替案を提示してきました。

残念ながら、あらゆる努力にもかかわらず、解決に向けて何の進展も見られていません。

これほどのレベルの人道的・社会的問題に対する無神経さを目撃し、大きな失望を感じました。もし政治が人々の住居権を阻害するのであれば、私は決断を下さなければなりませんでした。そして今日、私はその決断を下します。

5万人もの人々がホームレスになるリスクにさらされ、子どもたちの将来に暗雲が立ち込めるのを、「党規律と忠誠」という概念の陰に隠れながら黙って見過ごすことを拒否します。

これまで私は、既存の政治的枠組みの中で解決策を見出すためにあらゆる努力を尽くしてきました。現時点では、意思決定者と協力して問題を解決することが、トゥズラの人々にとって正しい選択だと考えています。

私の第一の責任は、私に投票したかどうかに関わらず、トゥズラのすべての人々に対して負うものだからです。

したがって、私は非常に難しい決断を下しましたが、良心に照らして正しいと信じています。今日から、私は公正発展党の旗の下で歩み続けます。

この決断は私の政治的野心のためではなく、トゥズラの未来のためです。もし政治的な利益を追求するのであれば、現状維持が最も容易な道でしょう。しかし私は、トゥズラにとって正しいと信じる道を選びます。容易な道ではありません。

私の決断を批判する人がいることは承知しています。異なる考えを持つすべての人を尊重します。しかし、時が経てば、この決断の理由とトゥズラへの影響がよりよく理解されるようになると信じています。

私が何度も述べてきたように、どんな犠牲を払っても、5万人もの人々をホームレスにした責任は決して負わない。

声明を発表した直後、ビンギョル氏はAKP選出大統領エルドアン氏と撮影した以下の写真を公開した


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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:62616