パレスチナ:「覆面の報道官」死亡から1年、 「カッサーム旅団」の新報道官は前任者の戦闘名と軍装を継承

2026年08月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
2019年11月11日、ガザ地区南部での軍事パレードで演説する「イッズディーン・カッサーム旅団」のアブー・ウバイダ報道官
2019年11月11日、ガザ地区南部での軍事パレードで演説する「イッズディーン・カッサーム旅団」のアブー・ウバイダ報道官
■ 「覆面の男」の暗殺から1年…カッサーム旅団のアブー・ウバイダ報道官が(前任者)同じ戦闘名と軍装で登場

【ガザ:本紙】

イスラーム組織ハマースの軍事部門「イッズディーン・カッサーム旅団(以下、「カッサーム旅団」とする)のアブー・ウバイダ報道官が、イスラエル軍(IDF)によるガザ市内の住宅を標的とした空爆で殺害されてから8月30日(日)で1年が経過する。ウバイダ報道官は覆面姿で声明を発表することでよく知られていた。この空爆で、「覆面報道官」の家族を含む多数の民間人が死傷した。

1年前の今日(2025年8月30日)、IDFは、シャバック(イスラエル総保安庁)と共に遂行したガザ市西部の集合住宅への空爆で、アブー・ウバイダ報道官が死亡したと発表した。カッサーム旅団は、同年12月29日に初めてアブー・ウバイダの名で知られる「覆面の男」フザイファ・カフルートの死亡を公式に認めた。彼はカッサーム旅団の報道官を20年以上務め、常に(パレスチナのスカーフで)顔を覆った姿で同旅団の軍事作戦を発表したり、イスラエルを激しく非難して脅威を与えたり、パレスチナ情勢に対するカッサーム旅団の立場を表明したりしてきた。

このIDFの重量ミサイル攻撃は大量虐殺を引き起こし、「覆面報道官」の妻と3人の息子、現場やその周辺にいた多数の住民が命を落とした。

この発表でカッサーム旅団は、これまで非公開だった「覆面の男」の顔を明らかにした。公開された写真には、カッサーム旅団の報道担当者および最高幹部のひとりとして、同旅団のムハンマド・デイフ元最高司令官と並ぶ姿や中央作戦室での様子が収められている。また家族と共に映る写真、開戦前のカッサーム旅団の兵舎や敷地内で撮影された映像も公開された。

(後略)


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翻訳者:齋藤茉音
記事ID:62756