ギリシャ・トルコ、関係改善の兆し―ギリシャ首相国連演説

2026年09月26日付 Hurriyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領がニューヨークでトルコの新聞記者に向けて発表した、「トルコは、ギリシャの敵ではない、隣国で、北大西洋条約機構(NATO)の傘の下にある同盟国である。」という声明は、最近緊張が高まっていたギリシャ・トルコ関係改善の兆しとなった。

ギリシャのメディアは、エルドアン大統領のメッセージを、二国間関係でここ数カ月の緊張の高まりの後に発せられた「穏やかなメッセージ」と評価した。大統領の声明がギリシャ政府に届いた数時間後に、キリアコス・ミツォタキス首相が、国際連合(BM)総会一般討論演説でのトーンを和らげたことが注目された。ミツォタキス首相は、一般討論演説にて、トルコ・ギリシャ政府間で対話のプロセスが継続されるべきであると述べ、二カ国が共存するために選んだ表現が興味深い。

■ミツォタキス首相、対話と述べた

ミツォタキス首相は、エルドアン大統領による声明と同じ路線で、「地理を変えることはできず、隣同士で生きる運命にある。」と述べた。ギリシャ政府は、この3年間、トルコ政府との関係を発展させ、信頼を構築し、そして危機につながる可能性がある緊張を防ぐべくオープンな意思疎通チャネルを守るために努力をしてきたと述べた。ギリシャ・トルコ関係を「デリケート」と評し、二国間関係において歴史がウェートを占め続けていると述べた。また、首相は、「一方的行為」及び「戦争の脅威」が意味のある対話を妨げてきたと主張した。

■「我々が緊張を高めたのではない」

ギリシャメディアの取材に応じたギリシャ政府高官筋によれば、(ギリシャ首相による)声明が近年の論調と異なると明かし、重要なのは、緊張を緩和することであると述べた。高官筋は、ギリシャ政府が緊張を高めたのではないと主張した。

イ・カシメリニ紙は、「トルコ政府による矛盾したメッセージ」という見出しの記事で、エルドアン大統領が「我々は同盟国である。」というメッセージで緊張を緩和させる表現を使用した一方で、ギリシャを南キプロス経由でイスラエルに繋げることを計画している、東地中海における電力ケーブルプロジェクトに関してトルコ政府が強硬姿勢を保持していると記した。


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翻訳者:山口晴夏
記事ID:62832