伝統と現代をつなぐ架け橋 今日のペルシア書道(1)

2026年09月07日付 Jam-e Jam 紙

 現代のシェキャステイェ・ナスタアリーグ体[シェキャステイェ・ナスタアリーク体ともいう。ペルシア文字の書体の一つ]書道家らによる作品の展覧会が、数日前、グーヤー文化芸術会館にて開幕した。

【文化芸術部・アーザーデ・サーレヒー記者】

 この展覧会では、書道の分野で著名な芸術家たち、例えばヤドッラー・カーボリー・ハーンサーリーやジャリール・ラスーリー、ジャヴァード・バフティヤーリー、イーラジ・ヘサービー、エスラーフィール・シールチーなどの作品が並べられている。その中でも、ヤドッラー・カーボリー氏はこの分野の草分けの一人で、長きにわたり多数の作品を発表する傍ら、この芸術を様々なレベルにおいて、イラン各地で伝授し、多くの教え子を育ててきた。本展覧会に並べられている作品は、書道芸術のダイナミズム、輝き、進化の象徴であると同時にシェキャステイェ・ナスタアリーグ体が今もなお、書道家たち、特に若い世代の支持を得ており、未来においても輝きを増すことが出来るということを示している。本イベントの開催を記念して、豊富な経歴を持つ同書道家との対談を行った。

◆長い歴史を誇るシェキャステ体ですが、あなたのような第一線で活躍し続けてこられた芸術家の方々は、時代の変化に合わせてこの書体をどのように進化させてきたのでしょうか?

 私のように、若い頃に十分な指導を受けられる環境がなく、自分自身をこの神聖な目的に向けて導いてくれる作品にも巡り合えなかった芸術家が成功するのは、とても難しいことでした。なぜなら、真の国民的芸術の復興はダイナミズムや深慮、そして歴史を継承していく意欲が必要だからです。それでこそ、社会における芸術のライフサイクルから時を経て完全に忘れ去られていた同国民的芸術を、その根源と潜在的な可能性を深く理解することで、再発見し、再創造し、甦らせることが出来ます。このような重大な責任を果たすことで、単に一つの伝統が保たれるだけでなく、一つの文化的記憶を呼び起こし、自らも長い歴史の担い手となります。実際のところ、芸術家は主体性と創造性の力、そしてその芸術の原理と本質において芸術的個性を知ることで、その芸術の内部から新たな可能性を引き出し、現代的な視覚表現を与えることとなります。それによって、復興した芸術はもう一度同時代の鑑賞者と関係を持つことが出来、影響力のある生きた流れとして根付いていくことが出来ます。このプロセスの中で、伝統が、忘れ去れた遺産から創造的で未来を形作る力へと変容するのです。

−(2)に続く−


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翻訳者:KY
記事ID:62845