国家統治評議会報道機関に対してミャワディ国営メディアが電話で連絡を取り、得た回答を解説
2021年05月31日付 国営新聞(チェーモン) 紙

質問(1):カヤー州で,5月27日にカヤー市民防衛軍と国軍が戦闘を行い,国軍の兵士12名が戦死したと,キッティッ・メディアが報道しています。この件に関する真偽を教えてください。

回答:カヤー州では,5月27日に国軍とテロ組織との間で戦闘はありませんでした。午後9時半頃に,グウェタウンとディモソーにある国軍側拠点を,テロリスト武装兵たちが遠方から妨害攻撃したに過ぎません。この件が発生した際にも,軍側の負傷者はいませんでした。誤報です。

質問(2):ザガイン管区チャウンウー郡キンムンドー村で,5月27日に約40名の国軍兵士がやってきて、家財を破壊し、金1チャッター(約16.3g),貨幣300万チャットほどを持ち去ったことを,ラジオ・フリー・アジアが報道しています。この件に関する真偽を教えてください。

回答:ザガイン管区チャウンウー郡キンムンドー村で,5月27日に,軍関係者が住宅3軒から品物を持ち去ったというのは違います。この地域付近で,暴力的に騒いでいる人々が,無政府的な行動をしているので,治安部隊員が行って事態を収める必要があったのです。治安部隊員としては,住宅を訳もなく破壊して,金や貨幣を強奪するなんてことは絶対にしません。人を惑わすために意図的にでっちあげただけの情報ですこの情報は,ある匿名希望の村人が言ったことを引用して書いてあるのです。本当ならば,メディアとして自身のニュースソースをしっかり検討してから,情報を発信するべきです。

質問(3):ロイコーとディモソー市において,国軍が、戦闘はないにも関わらず、ずっと発砲していたと,ミッズィマ・ニュース(ビルマ語)が発表しているのが見られます。この件に関する真偽を教えてください。

回答:ロイコーとディモソー市の地域部隊や治安部隊に対し,暴力的に騒いでいる人々がやって来て発砲した際に,軍側も威嚇発砲をしたことだけはあります。訳もなく発砲することはありません。治安部隊員として,交戦規定(ROE=Rules of Engagement)に従って行動しています。

2021年5月31日 チェーモン9頁

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( 翻訳者:NY,M.K )
( 記事ID:5971 )