国防相、射程距離2000キロメートルの「アーシューラー」ミサイル製造を発表
2007年11月28日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】国防軍需相は、国防省にはイラン・イスラーム共和国が必要とする軍需品すべてを設計・製造する能力があると強調した上で、先端的なミサイル艇や射程距離2000キロの「アーシューラー」ミサイルの設計・製造について発表を行った。

 報道中央局の報道によると、モスタファー・モハンマド・ナッジャール国防軍需相は国防省バスィージ集会の席上で、国防省の技術者・専門家らによって設計・製造されたミサイル艇について、「同艦船で用いられる武器やミサイルといった装備の他、専用の通信機器やファイアー・コントロールなどのすべての装備は、国防省の専門家らの手によって設計・製造されたものだ」と述べた。

 ナッジャール司令官はまた、国防省の最近の製品として、潜水艦「ガディール(全能)」、駆逐艦「モウジ(波)」、水上・水中用の〔?〕ミサイル艇「スィーナー」などを挙げた上で、これらの製品も近々海軍に納品される予定となっていると述べた。

 国防相はまた、射程距離2000キロの「アーシューラー」ミサイルの製造について明かし、次のように述べた。「射程距離2000キロの『アーシューラー』ミサイル、対装甲ミサイル、各種ロケット、対空防衛ミサイル、戦車、各種輸送車、水上・水中艦船などの製造も、国防省の成果の一部である」。

 ナッジャール国防相はさらに、「われわれは福祉サービスならびに国防製品の生産の二つの分野で大きな飛躍を遂げている」と述べた上で、「戦闘機『サーエゲ』ならびに『アーザラフシュ』、新世代の無人航空機、潜水艦、ミサイルの製造・開発、先端的な通信・電子システムなども、これらの成果の一部として数えることができよう」と語った。

 国防相はまた、「われわれは革命前にも、従属的な防衛システムを有していた。これに対して今日のわれわれの軍事力は国産である。われわれが必要としているものは、われわれ自らの専門家らによる止むことなき努力によって生産されている」と胸を張った。

 ナッジャール司令官はまた、イランの国防ドクトリンは抑止を旨としたものであるとした上で、次のように述べた。「イスラーム共和国は、他国を侵略しようなどという意図をもったことはこれまでまったくなかったし、今後もないだろう。しかしもし誰かがイランを侵略しようなどと考えるならば、我が軍はその大いなる力をもって対応することになるだろう」。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:12558 )