イラン・イスラーム参加戦線党、次期大統領選でハータミー出馬に支持を表明
2009年01月27日付 Jam-e Jam 紙

イラン・イスラーム参加戦線党は分析を発表し、次期大統領選で改革派が擁立すべき候補者としてハータミーの名前のみを挙げた。その一方で、ミール・ホセイン・ムーサヴィー擁立の可能性については一言も触れなかった。

 ファールス通信の報道によると、参加戦線党は最近発行したニュースレターの中で、大統領選を前にしたイランの政治状況について分析する中で、さらに次のように述べている。「政権を握っていたときであれ、それを失った後であれ、改革派が成功を収めることができずに敗れ去った原因の一つは、改革派が一致団結することができなかったことにある。このことに、疑う余地はない。このような弱点が、ハータミーに改革の基本を明確にするよう促したのである。意見の一致や団結が欠けていることが、反対派の妨害を激化させているとも言える」。

 その一方で、「闘う宗教指導者会議」もまた、国内の政治問題を検討・分析する中で、ハータミーに対し第10期大統領選への出馬要請を受け入れ、「ファジル10日間」〔2月11日の革命記念日に至る10日間のこと。ただし閏年の関係で2009年は2月10日が革命記念日〕のうちに最終的な決断を公表するよう求めた。

「キャッルービーが改革派戦線の軸になる可能性は極めて高い」

 他方、国民信頼党中央評議会委員のアボルファズル・ショクーリーは、〔同党総書記の〕キャッルービーが大統領選に出馬することに対して一部から支持が表明されていることに触れ、「キャッルービーが改革派戦線の軸になる可能性は極めて高い」と語った。

 ショクーリー委員はファールス通信とのインタビューで、さらに「キャッルービーの大統領選への出馬は、〔同師が前回の大統領選以降〕4年間にわたって全国で行ってきた政党活動の集大成に位置づけられる。キャッルービーは国民信頼党の総意のもと大統領選に出馬するのであり、同師が出馬を辞退するようなことは決してないだろう」と述べた。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15711 )