イラン石油省当局、天然ガスをめぐるヨーロッパとの新たな合意を発表
2009年05月11日付 Jam-e Jam 紙

【経済部】石油省高官2名は昨日、イランと諸外国との間で天然ガスに関して新たな合意があったことを発表した。

 複数の通信社が伝えたところによると、国営ガス輸出公社代表取締役、及び石油省企画担当次官はそれぞれ会見を行い、ガスの輸出に向けフランス、ドイツ、トルコの三カ国と合意があったこと、及びアルメニアへのガスの輸出が始まることを発表した。

 現在、カスピ海周辺諸国のガスをヨーロッパへ輸送する「ナブッコ・パイプライン」問題をめぐり、イランと〔ヨーロッパの〕交渉相手国との間で真剣な話し合いが行われている。このような交渉の一方で、一部の敵対的な国々はあらゆる手段を使ってイランを経済的に孤立させようとしているが、経済的な論理が政治的プレッシャーを圧倒している模様だ。

 イラン国営ガス輸出公社代表取締役はベルリンでの会議で、ドイツおよびフランスの複数の企業との間でガス〔の輸出・輸送〕に関して協議を行い、複数の合意が得られたことを発表した上で、「今回の協議では、多くのヨーロッパ企業がイランLNG計画のガスの購入、及び同計画への参加に対し、前向きな姿勢を示した」と述べた。

 セイエド・レザー・キャサーイーザーデ代表取締役はメフル通信との会見で、ベルリンでの協議で複数のヨーロッパ企業と交わされた合意の詳細について説明する中で、「今回の会議では、ドイツやフランスの複数の企業がイランから天然ガスを購入する用意があることを明らかにした」と指摘した。

 同代表取締役はまた、今週中にもアルメニアへのイラン産天然ガスの輸出開始に向けた作業を最終化させるために、同国を訪問する予定であることを明かにした。

 セイエド・レザー・キャサーイーザーデ氏はSHANA通信との会見で、今日使節団のトップとしてアルメニアを訪問するつもりであると述べ、さらに「今回の訪問で、アルメニアへのイラン産天然ガスの輸送に向けた作業の準備段階が最終化され、その結果、今週末にも同国へのイラン産天然ガスの輸出が正式に開始される見込みである」と語った。

 一方で石油省企画担当次官は、トルコにこれまで以上のガスを輸出するための合意が同国との間で交わされたことを指摘した上で、「サウスパールス・ガス田フェーズ22、23、及び24で生産されるガスの半分は、トルコへの輸出に割り当てられる見込みだ」と述べた。

 アクバル・トルカーン次官はさらに、ファールス通信との会見で次のように語った。「トルコとの間で交わされた総合的な合意により、イランからより多くのガスを調達したいとの希望から、トルコはサウスパールス・ガス田の3つのフェーズの開発に参加することになった」。

 同次官はまた、「もちろんトルコ側はこのことに関して、これまでこれといった実質的な作業を行ってきたわけではない」と続けた。

 トルカーン氏は「サウスパールス・ガス田フェーズ22、23、24は〔もともと〕このようなこと〔=トルコへの輸出〕を意図して計画されたものであり、これまでこのフェーズに関する情報については、トルコ側にすでに伝えてある」と指摘した。

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( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:16464 )