マカーレム=シーラーズィー「革命防衛隊と他の軍との違いは精神性への関心の有無にある」(上)
2010年05月01日付 Mardomsalari 紙

マルジャエ・タグリード〔※宗教的義務について信徒が従うべき宗教的権威〕であるマカーレム=シーラーズィー氏はゴムで、「数えきれないほど多くの勝利を収めたために、革命防衛隊は多くの敵を作った。敵に口実を与えるような行動は避けねばならない」と語った。

 イラン労働通信(ILNA)の報道によると、アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは、〔ゴム州の〕革命防衛隊アリー・イブン・アビーターレブ隊の司令官・幹部らとの面会のなかで、以下のように述べた。「イスラーム革命後に革命防衛隊が果たしてきた〔体制への〕奉仕は、誰にとっても明白である。革命防衛隊は敵に対峙し、〔国土の〕建設に参加し、人々を守り、敵による陰謀や『ソフトな戦争』を無力化してきた。革命防衛隊によるこうした活躍は誰の目にも明らかであり、人々が革命防衛隊に好意を寄せる理由となっている」。

 同氏は、革命防衛隊が日ごとに力を増していることに触れ、「敵は、革命防衛隊に恐れおののいている。最近、敵は革命防衛隊に対して空虚な警告を発し、脅迫してきたが、まさにこのことが、革命防衛隊の力を物語っているのだ」と語った。

 同氏は、イスラーム的・神的なモチベーションの有無が、革命防衛隊と世界のそれ以外の軍の主な相違だと指摘し、以下のように述べた。「革命防衛隊と、世界のそれ以外の軍には違いがある。実際、革命防衛隊はこの短い期間で、価値ある貢献を示すことができたのである」。

 同氏は更に、「アメリカやイスラエルの軍は、世界で最も装備の整った軍だが、多くのケースで、兵士たちは疲弊し、精神的な病に罹っており、自殺をすることさえある。その一方で、革命防衛隊は強要された戦争[=イラン・イラク戦争]の8年間、こうした問題に直面することがなかったばかりか、彼らは光り輝き、国軍の協力によって勝利を収めたのである」と述べた。

つづく


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( 翻訳者:森田沙里 )
( 記事ID:19052 )