アブドルハミード・リーギー、絞首刑に処される
2010年05月25日付 Jam-e Jam 紙

イラン東部で活動していた悪のテロリスト、アブドルマーレク・リーギーの兄弟アブドルハミード・リーギーが、昨朝ザーヘダーン中央刑務所において、テロ事件の殉教者家族の立会いのもと、絞首刑に処された。

 IRNA(イラン国営通信)の報道によると、アブドルハミード・リーギーの死刑執行には、タースーキー事件の殉教者家族も数人列席した。

 アブドルマーレク・リーギー率いるテロ組織のメンバーであったアブドルハミード・リーギーの容疑には、20人以上の罪なき同胞を死に至らしめ、その他多数の負傷者を出した「タースーキー事件」、車に乗っていた罪なき乗客数名を殉教させ、数台の車に火を放ったケルマーンの「ダールズィーン事件」、その他治安部隊の隊員らを殉教させた事件、殺人、武装強盗、麻薬の大量密輸、さまざまな悪事、テロ行為、爆破事件などへの関与が含まれる。

 イスラーム革命裁判所から下された判決に基づいて、彼は死刑を宣告され、高等裁判所による判決支持を受けて、この死刑判決は〔昨日〕執行された。

 アブドルハミード・リーギーは1387年(西暦2008年)に逮捕された。〔逮捕から死刑が執行されるまでの〕この間、彼は複数のメディアのインタビューに応じ、またスィースターン・バルーチェスターン州の地元長老らと面会するなかで、自身が数々の犯罪行為に関与したことを告白し、リーギーのテロ組織がアメリカを含む欧米諸国とつながっていることを認めていた。

 アブドルハミード・リーギーの妻とその兄弟である「ファーエゼ・マンスーリー」と「シャハーブ・マンスーリー」の母と義理の父親は以前、会見を行い、次のように述べていた。「アブドルハミードは、アブドルマーレク・リーギーや、彼の仕える米英の主人どもと同様、血も涙もない冷酷な犯罪者である。彼は自分の家族を大切にすることもない。アブドルハミード・リーギーの妻であったファーエゼ・マンスーリーは、アブドルマーレク・リーギーの命令で、睡眠中にアブドルハミードの手にかかり銃殺されたのだ」。

 ファーエゼの兄弟であるシャハーブ・マンスーリーも、アブドルマーレク・リーギーの手にかかり、首を切り落とされて殺害された。その映像は、アル・アラビーヤ放送で放映されており、アブドルハミードはこの事件についても、関与を自供している。

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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:19260 )