モタッハリー議員、ペルセポリスでのノウルーズ祭に抗議
2011年03月10日付 Jam-e Jam 紙

テヘラン選出の国会議員アリー・モタッハリー氏は、11カ国の首脳が出席してペルセポリスで開かれる予定のノウルーズ祭を厳しく批判、再度「イラン主義」を強調したりヘジャーブ問題に対して無関心を装ったりするようなことがあれば、〔国会が〕大統領の喚問に動き出す可能性もあると警告した。

 国会公開本会議場での冒頭演説で演説を行った同氏は、マシャーイー〔大統領事務所長〕やアフマディーネジャード大統領が「イラン主義」を喧伝していることを批判し、さらに「明らかなのは、国の要職を占めるこの両名による《イラン主義》の喧伝が強まりつつあることに対して、国会は強い懸念を示していることだ」と述べた。

 同氏はさらに、「確かに、ノウルーズ(イラン正月)は〔イラン人にとって〕思い出の多い休日であることは事実だ。しかしながら、ヨルダン国王のような、国民が反旗を翻しているような国の王を招いて、ペルセポリスで王制2500年祭〔※〕のごとき祭典を挙行することに、いかなる意味があるというのだろうか」と問いただした。
〔※訳註:王制時代のイラン国王が、イランにおける「王の伝統」の継承者として自らを位置づけるために、1971年に各国代表を招いて大々的に挙行した式典のこと。この式典に対し、ホメイニーをはじめとする反王制派は大いに反発した。〕

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( 翻訳者:多田直輝 )
( 記事ID:21848 )