情報相、フェイスブックにペルシア語ページを立ち上げたシオニズム体制への対抗措置を呼びかけ
2011年05月12日付 Mardomsalari 紙

イラン情報相は、シオニズム体制の外務省が最近、フェイスブックにペルシア語ページを立ち上げたことに対し、情報省が対抗措置を講じていることを明らかにした。

 ファールス通信の政府担当デスクが伝えたところによると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※シーア派宗教指導者の位階の一つ〕のヘイダル・モスレヒー情報相は昨日の閣議の傍ら、記者らとの会見に応じ、「シオニズム体制がイラン人ユーザらの個人情報を収集するために、フェイスブックにペルシア語ページを立ち上げたことに関し、イラン国民同胞にどのようにアドバイスするか」とのファールス通信記者の質問に、「国民は反シオニズム的な気質を維持し、このページへの必要な対抗措置を講じることで、革命の士気を示すべきである」と答えた。
〔※訳註:なお、フェイスブックはイランではフィルタリングの対象となっており、プロキシーサイトを使わない限り、国内のイラン人ユーザがフェイスブックにアクセスすることは表向きできないことになっている〕

 シオニズム体制によるこうした行動に対して情報省が講じた対抗措置について、同氏は「情報省も、フェイスブックにペルシア語ページを立ち上げるというシオニズム体制のこうした動きに対し、必要な対策を講じている」と語った。

 少し前、シオニズム体制の外務省はイラン人ユーザらの個人情報を収集し、イラン国民同胞の世論に影響を及ぼすことを目的に、フェイスブックにペルシア語ページを立ち上げていた。

 情報相はまた、「ビン・ラーディンは〔米によって殺害される前に〕すでに病死していたとするイラン側の証拠は、噂話にすぎないと〔欧米筋から〕指摘されているが、このことについてどのように考えるか」との質問に対し、「こうした意見を述べている人たちは、イラン・イスラーム共和国の敵であり、彼らがこうしたことを申し立てるのはごく自然なことだ」と答えた。

 ホッジャトルエスラームのモスレヒー情報相は、マルウェア「スタース」に対してどのような措置が講じられているかとの質問には、「このウイルスに対してはすばらしい対策が講じられている。このウイルスをコントロールするために、関係機関には警告が出されている」と答えた。

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( 翻訳者:都甲佳奈 )
( 記事ID:22568 )