学科ごとの性別割り当てに懸念の声
2011年08月18日付 Jam-e Jam紙

【社会部:キャターユーン・メスリー】国内の一部大学で、鉱物工学科などを一方の性限定にする方針が示されたことに対し、これらの学科の教授陣や学生たちの間から不満が噴出している。彼らはこのような決定について、性別分離計画をめぐって軽率な判断は避けるよう命じた、大統領の指示に矛盾するものだと指摘している。

 テヘラン大学やアミール・キャビール大学、ケルマーン大学、イマーム・ホメイニー国際大学、サハンド・タブリーズ大学、ビールジャンド大学などの各大学の鉱物工学科の一部学生や学術委員会、さらにはテヘラン大学技術学部のイスラーム協会などは昨日、90年度〔西暦2011年〕の全国大学共通試験の受験票で、鉱物工学科が男性限定となった記載されていることに対して不満を表し、問題の改善を要求した。

〔‥‥〕

 また、ジャーメ・ジャムの取材に対して、様々な学科に所属する一部学生や、90年度試験に臨む受験生たちからも、一部の学科で女子あるいは男子に有利な形で、一方の性が優遇されることに批判の声が上がっており、〔全国大学共通試験を実施している〕教育評価機構にこの件の調査を求める意見も出ている。

 その一方で、〔教育評価機構の〕セイエド・ジャラーロッディーン・タバータバーイー氏は、このことについてはなにも知らないとし、「評価機構は各大学の定員数や性別に関して、一切干渉していない」と述べている。〔‥‥〕同氏は定員数や性別ごとの受入数は大学に任されていると強調した上で、「大学側は今年、〔合計で〕62万7千人の定員を発表しており、58万4千人の入学が決まったのは高等教育拡充事務局においてである」と説明した。

 90年度全国大学共通入試の受験票をもっている受験生らによると、一部の学科では男女の平等が守られておらず、一部の大学は依然として女子か男子に偏って学生を受け入れているという。

 それによると、芸術学科では絨毯専攻や手工芸専攻は男子よりも女子の割合が高く、男子の受験生が合格することは滅多にないとされる。その一方でゴム大学の一部の学科では、例えば法学科のようなところでは6対1の割合で男子となっており、またロレスターン大学でもほぼすべての学科において25対15で男子が多くなっている。司法行政大学では、法学科の250人の定員に対して女子の入学は一人も認められていない。

 性別ごとの割り当てに関して、一部の受験生たちからは懸念の声が聞かれるが、教育の専門家や教育コンサルタントのなかには、こうした割り当て方法は取るに足らないものであり、実際のところ何年も前から行われていたことであって、何ら懸念には及ばないと指摘する者もいる。

 教育評価機構は毎年、全国大学共通試験での学科選びの際に、〔受験生から〕性差別への不安が囁かれていることから、次のような発表を行っている。すなわち、同機構では社会の必要に応じて男女比率を整えることが議論され、その結果、産科学のような一部の学科においては女子のみが受け入れられているが、鉱物学や冶金学といった学科では、男女どちらの学生も入学が認められている。〔結果的にこうした学科への男子の入学者が多いのは〕これらの学科への入学希望者が女子より男子の方が多いためだ、という。

 しかし〔こうした教育評価機構の説明に〕異を唱える人たちは、別の見方を示している。匿名を希望するある教育コンサルタントの人物は、「性別ごとの割り当てに関しては何年も前から行われており、一部の学科では男子学生が60対40の割合で優遇されている」と述べた上で、「〔性別ごとに入学者数を決めていると考えられる各大学の未公表の〕内規は憲法の基本精神に矛盾してはならない。それゆえ、男女で教育〔の機会〕を割り振るのは、完全に法律違反だ」と指摘している。

〔‥‥〕

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(翻訳者:山﨑さくら)
(記事ID:23738)