15歳で化粧:イラン人の化粧品にかける年間費用は20億ドル(1)
2012年06月21日付 Jam-e Jam紙

【社会部:マルヤム・バーバーイー】今やイランにおける化粧品の使用は、特定の年齢や階層に特有の行動ではなくなっている。おそらく20年前には、化粧をしたり化粧品を使ったりすることは既婚女性だけがすることで、それも家の中であったり、パーティーの時に見かけられるくらいのことであった。しかし近年では、年若い娘たちが化粧品の最大のお得意様となっているのである。彼女らにとって化粧品の使用は生活から切り離せないものとなっており、最近では化粧バッグが彼女たちにとって必携のアイテムとなっているほどだ。実際に調査によれば、貧しい娘ですら、経済的困難にもかかわらず、化粧品の購入に最も多くのお金を費やしているという。

 ところで、化粧品の使用に関して専門家や各家庭の懸念を惹起しているもう一つの問題は、化粧品の使用者が低年齢化してきていることだ。手元にある統計によれば、イランにおける化粧品の使用年齢は15歳にまで低下している。女子高生や更にはもっと若い年齢の娘たちまでが、近頃では化粧品の最大の顧客となっている。その一方で、先進諸国では、化粧品を使いたがる傾向は、肌のみずみずしさを失った年配の女性の間で多くみられる。

 他方、化粧品人気の拡大は経済的利益追求者たちのマーケットを大いに活気づけている。衛生上問題のある各種偽ブランド〔の蔓延〕が、化粧品の密輸を高収益のビジネスにしているのである。露店商たちがこれに深く関わっているのは、言うまでもない。

 毎日、往来の多い街中の通り、そして地下鉄の駅やショッピングセンターのそばでは、化粧品を路傍に広げて、多くのご婦人方を周りに集めている露店商たちの姿を多く目にすることができる。彼らの商品の中には、有名ブランドの名前も時に見受けられ、通常の店に比べ格段に安い値段で売られているが、こういった化粧品が有名ブランドの名前を冠しているだけだということには、知らんぷりだ。

 また、こうした露店の近くでは、商店やアーケードで桁はずれな値段の化粧品が売られていることも多く、客たちは数点の化粧品を買うために莫大な金額を一括払いで支払うことも厭わない。彼女たちは、この買い物で心の安らぎと満足感を覚え、こうした安らぎや喜びを得るために毎月、この買い物を繰り返すことになる。その結果が、10億ドルにも上る海外からの化粧品の輸入であり、化粧代が一世帯の一月あたりの支出の15%を占めるという事態であり、数百万ドルもの化粧品の密輸なのである。そしてそれは、女性たちから大いに歓迎されているのだ。

つづく


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(翻訳者:8409131)
(記事ID:26824)