サイード・ジャリーリー氏の選挙広報活動、活発化(1)
2013年01月17日付 Mardomsalari 紙

 次期大統領選挙に向けたサイード・ジャリーリー国家安全保障最高評議会書記の選挙宣伝活動が活発化している。

 ニュースサイト「ファルヤードギャル」によれば、サイード・ジャリーリー氏は次期大統領選における「革命永続戦線」の候補者になるのではないかと考えられており、立候補への意思を正式には表明せず、表面上、宣伝活動を展開していないものの、実際にはサイード・ジャリーリー氏の支持者を名乗る団体によって、大規模な宣伝活動が仮想空間において行われている。

※訳注:革命永続戦線は、2012年の第8期国会選挙用に、原理派主流派(反大統領派)に対抗する形で大統領派の人物らが結成した政治集団。内政・外交ともに主流派よりも強硬な立場が目立つ。

 これらの団体はいずれも、ウェブサイトを持たずにブログの形で活動しており、「サイード・ジャリーリー博士の支持者によるブログ運動」の名を冠していることが多い。「ジャリーリー博士の支持者たち」「サイード・ジャリーリーを支持する若者たち」「ジャリーリーの立候補を支持する者たち」「ジャリーリー博士を支持する婦人キャンペーン」「サイード・ジャリーリー〔に大統領選出馬〕を呼びかけるキャンペーン」「サイード・ジャリーリー博士を親愛する者たち」「11回目の歩み」などの名を冠しているブログもある。

 これらはジャリーリー氏を支持するブログのほんの一部に過ぎず、ジャリーリー氏を支持する地方版のブログも立ち上げられている。そのほとんどが、ジャリーリー氏の出身地であるホラーサーン州に関係している。

 ところで、これらのブログが何らかの団体から指導を受けているのではないかとの疑惑を強く抱かせる、興味深い点がある。それは、ブログのほとんどの内容、特にその紹介文が酷似していることである。これらのブログではどれも、その紹介文にまったく同一であるか、少しだけ改変された文章が繰り返されているのである。

 これらのブログでもう一つの興味深いのは、どのブログにも世論調査の結果が掲載されており、そこでジャリーリー氏が次期大統領選への出馬が予想されている他の候補者らに対して、大差を付けて首位を獲得していることである。実際、ジャリーリー氏が獲得した票は6割を越えており、その他の候補者は10~15%以下となっているのである。

つづく


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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:28956 )