テヘラン大気品質監視社「大気中の汚染物質の濃度と死亡率の間に強い因果関係」
2013年05月01日付 Mardomsalari紙

 テヘラン大気品質監視社の会長は、テヘランの大気中に浮遊している粒子の4割はディーゼル燃料の燃焼に起因するものであると指摘した上で、「我が国の大型ディーゼル車一台で、一般車両数十台分の汚染物質を発生させている。理由はディーゼル燃料の品質が低く、適正基準を大幅に下回っていることにある」と述べた。

 ヴァヒード・ホセイニー博士はこのように述べた上で、「我が国のディーゼル燃料の硫黄含有量は7000ppmもあるが、このような値は世界中どこにも見られない。ディーゼル燃料の硫黄含有量の基準値は10ppm以下でなければならないのだ」と述べた。

 シャリーフ工科大学教授でもある同氏はさらに、「WHO(世界保健機関)はしばらく前、ディーゼル燃料の燃焼は発癌性物質を排出すること、また大気中の浮遊粒子の濃度と死亡率の間には強い因果関係があることなどを指摘する報告書を公表した。ところが遺憾ながら、我が国では、燃料や自動車の品質向上にしかるべき注意が払われず、毎年数多くの市民が大気汚染が原因で命を落としている」と言明した。

 同氏によれば、世界では大気汚染の対策費用は汚染発生者が負担している一方で、イランではこの原則が無視されているという。同氏はその上で、次のように語った。

世界の先進諸国の各都市ではどこでも、例えば都市の緑化指定区域には無公害車のステッカーが貼られた車のみ、進入が許可されるといった措置が講じられている。これに対し、我が国では、都市の中心部に通行規制区域が設けられてはいても、こうした区域への進入の条件として、《汚染を引き起こさない車両であること》といったようなことが、まったく定められていないのである。

 同氏はさらに、「極めて危険な汚染物質が我が国の都市部にこれ以上漂うことのないようにし、市民の健康と命をこれ以上危険に晒さないようにするためには、ガソリンおよびディーゼル燃料の品質向上を、より真剣に模索する必要がある」と強調した。

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(翻訳者:3413001)
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