治安維持軍総司令官「名誉警察はバスィージとは無関係」
2013年05月01日付 Mardomsalari 紙

 イスラーム共和国治安維持軍総司令官は、「名誉警察」が治安維持軍の任務の全てを担う予定はないと強調した上で、名誉警察の任務について詳細を説明した。

 エスマーイール・アフマディー=モガッダム司令官はISNA(イラン学生通信)との会見の中で、バスィージ部隊を活用した名誉警察の発足について、「名誉警察はバスィージ部隊とは何の関係もない。両者は別の範疇に属する」と述べた。

 同氏は、バスィージは「被抑圧者の動員」機構の指揮下にあり、それに対しては法的任務が与えられているとした上で、「かつては、選挙の際に遠方の選挙区の治安を確保するために、バスィージや革命防衛隊などに〔治安維持軍から任務の〕割り当てが行われていた。これは以前から行われていたことだった」と述べた。同氏はさらに、「選挙でのすべての責任は治安維持軍にあった。治安維持軍はその他の機関から派遣された部隊によって、人員の不足を補っていた」と指摘した上で、「バスィージの活用は今に始まったことではない」と語った。

 アフマディー=モガッダム氏は自身の発言の別の箇所で、名誉警察の任務について、この警察が治安維持軍の任務の全てを担う予定はないとした上で、「名誉警察は社会の潜在能力〔の活用を目指したもの〕であり、これより前には、交通警察で運転マナー指導助手として、あるいは青年警察助手として、あるいは人民秘密査察隊という形で〔名誉警察の活用が〕行われてきた」と述べた。

 同氏はさらに、「名誉警察は教育、広報、文化などの次元で、警察と協力することになるだろう」と指摘した上で、「この潜在能力は以前から存在してきたもので、われわれはこのポテンシャルに法的な形を与えようと努力してきた。そうすることで、この潜在能力を保持しつつ、これらの人々〔=名誉警察の隊員〕の奉仕に何らかの形で報いようとしてきたのである」と語った。

 同氏はまた〔‥‥〕、「人民の潜在能力を活用してきた経験が、われわれにはある。今われわれが努力しているのは、この人民的ポテンシャルをより統合的に、より広範囲に活用することである」と述べた。

 ISNAによると、これより前、アフマディー=モガッダム司令官は警察大学校卒業生の卒業式の傍らで、選挙の安全を完璧に確保するためならば、軍統合司令部に所属する部隊も活用することになるだろうと述べていた。

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( 翻訳者:8406055 )
( 記事ID:30107 )