医薬品輸入への公定外貨の割り当て、正式に廃止される
2013年05月18日付 Mardomsalari紙

 医薬品を輸入するための公定外貨の割り当てが、正式に廃止されることになった。

 イラン学生通信の報道によると、今年のオルディーベヘシュト月初旬〔※4月下旬〕、中央銀行は通達を出し、医薬品の輸入には今後、公定外貨は用いられないことを発表した。そうした中、食品医薬品庁の当局者は最新の発言の中で、医薬品の輸入に取引外貨を割り当てる手続きが開始されたことを明らかにした。

 食品医薬品庁の医薬品・麻薬監視局の局長代行によると、医薬品の輸入に対する取引外貨の割り当ては、数日前から始まっているという。

 メフディー・ソレイマーンジャーヒー局長代行は、税関に留め置かれたままの医薬品が今後どうなるかについても、「国民は心配しなくとも大丈夫である。税関に留め置かれた医薬品の消費期限はまだすぎておらず、これらの医薬品は徐々に、税関から〔輸入業者の手に〕引き取られるだろう」と述べた。

 以上の発言から結論づけられるのは、医薬品の輸入への公定外貨の割り当ては正式に廃止され、今後医薬品の市場価格が高騰する事態を目の当たりにするだろうということである。なお、中央銀行はしばらく前、基本物資や医薬品材料の輸入への外貨の割り当てには、何の問題も存在しないと表明していた。中央銀行はまた、今年の初めからオルディーベヘシュト月16日〔3月21日〜5月6日〕までの間に、1億5700万ドルが医薬品、医薬品原料、及び医療機器の輸入に割り当てられたと表明している。

 医薬品及び一部の医療機器は昨年、〔輸入優先順位の〕優先度1に位置づけられ、輸入にあたっては公定外貨が割り当てられていた。中央銀行は1391年の最初の11ヵ月間〔2012年3月下旬〜2013年2月下旬〕に、計31億ドルを医薬品の輸入に割り当てている。

 取引外貨による医薬品の輸入と〔今後予想される〕医薬品の市場価格の急騰を受けて、国民の生命にとって極めて重要なこれらの製品の価格統制に向けて、政府ならびに国会がいかなる対策を講じるのか(あるいは講じないのか)、今後を見守る他ないだろう。

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(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)
(記事ID:30226)