イラン、ヨーロッパから60万トンの小麦を輸入
2013年06月08日付 Jam-e Jam 紙

 ロイター通信の報道によると、イランは制裁にもかかわらず、ここ2週間で60万トンの小麦をヨーロッパ市場から買い付けた。これは、イラン政府が自国の食糧需要を、いかなる犠牲を払ってでも賄う姿勢を示していると言えるだろう。

 タスニーム通信が報じたところによると、今年イランの小麦収穫量が減少したことから、イランは国内の小麦備蓄サイロを満杯にするために、50万トン以上の小麦を〔海外から〕買い付け、そうすることで再び穀物の国際市場に復帰した。

 複数の貿易関係者によると、イランは過去2週間で約60万トンの小麦をバルト海地域ならびにドイツから買い入れ、そのうち約20万トンは先週月曜日に買い付けられたものだという。

 あるヨーロッパの貿易関係者は、「今後数ヵ月で、イランはもっと多くの小麦を買い付けるのではないかと考えている。というのも、イランでの収穫量の見通しがはっきりしないためだ」と述べている。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30328 )