マカーレム=シーラーズィー「道徳的堕落が増えている」
2013年06月25日付 Mardomsalari 紙

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、「今日、道徳的堕落などの問題が増えてきている。我々は道徳と経済とが互いに関連し合っていること、つまり不道徳は経済を悪化させ、このふたつは直接政治にも影響を与えているということを、認識する必要がある」と述べた。

 イスラーム神学校通信によれば、アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはロウハーニー次期大統領の代理人らからなる派遣団と面会し、その中で選挙が盛大に行われたことに触れた上で、「敵による全面的な攻撃と内部の扇動があったことから、大統領選挙の前には皆が不安を募らせていた。しかし有り難いことに、この選挙はいかなる問題もなく無事に実施された」と語った。

 マルジャエ・タグリード〔※シーア派の最高宗教指導者〕である同師は、社会が抱える一部の問題に言及、当局者はそれらに注意を払う必要があると指摘し、「社会が直面する最重要課題のひとつに、国内の結束〔をいかに実現するか〕の問題があった。選挙が盛大に行われ、その後の日々も平穏に過ぎていったことで、この課題は達成された」と述べた。

 同師はさらに、「社会は多くの経済問題を抱えているということに、新政権は注意を払っていくべきだ。改革派の間にも原理派の間にも存在する一部の急進主義や過激主義を排除しながら、これらの問題を取り除いていくことが必要である」と続けた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:8410134 )
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