イエメンでイラン人外交官が拉致:サーレヒー外相、イエメン政府に真剣な対応を要求
2013年07月22日付 Jam-e Jam 紙

 在サヌア・イラン大使館のヌールアフマド・ニークバフト事務官が武装勢力によって拉致された問題で、イラン外相はイエメンのアブーバクル・アル・カルビー外相に電話連絡し、その中で今回の非人間的行動を非難するとともに、同事務官の解放に向けて真剣に対応するよう、イエメン政府に求めた。

 イラン国営通信の報道によると、イランのサーレヒー外相はこの電話会談のなかで、海外在住の外交官の安全確保は、国際条約により任地国政府の責任であるとした上で、今回の事態に対してイエメン政府がしっかりと責任を果たすよう、強く求めた。

 イエメン外相も今回の事件に遺憾の意を示した上で、「イエメン政府はイラン人外交官の解放に向けて、全力を尽くしている」と強調した。

 同外相はさらに、「すでに誘拐犯らを特定するための初動捜査は行われている」と付け加えた。

 他方、〔駐イラン〕イエメン臨時大使が〔イラン〕外務省に呼ばれ、イラン人外交官の今後の安否に対するイラン・イスラーム共和国の強い懸念と、本件に関するイエメン政府の責任が伝えられた。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31027 )