米・イラン間の直行航空路線の開設が検討へ:大統領の指示により
2013年10月01日付 Mardomsalari 紙

 在外イラン人問題最高評議会議長は、同評議会がユダヤ教徒、キリスト教徒、ゾロアスター教徒、イスラーム教徒を問わず、全ての国外在住イラン人に対し、最善の方法でサービスを提供しなければならないと強調した。

 イラン学生通信の報道によると、アクバル・トルカーン氏は同評議会の幹部らとの会議の場でこのように表明した上で、大統領が在米イラン人たちとの会見で得た諸成果について説明した。

 同氏は、大統領がニューヨーク在住のイラン人たちとの会見で得た諸成果を極めて高く評価し、「ロウハーニー博士は、イラン人であるということが、全てのイラン人に共通する最も重要なことと認識しており、在外イラン人問題最高評議会が全世界のすべてのイラン人にサービスを提供し、それを拡大させることが極めて重要であることを強調した」と述べた。

 トルカーン氏は、在外イラン人の母国との往来・交流を促進させることが、〔ニューヨーク在住のイラン人たちとの会見での〕大統領の発言の中心的内容だったと述べ、さらに「大統領は、在米同胞たちの往来の障害を取り除くために、米・イラン間の直行航空路線を開設する方法を検討するよう指示した」と付け加えた。

 同評議会議長は、大統領府内に在外イラン人問題最高評議会事務局を存続させることで、大統領が同意していることについて指摘し、「大統領が事務局に期待しているのは、大統領府全体の構造改革と機動性の向上によって、〔在外同胞への〕サービス提供や交流の確立、在外同胞問題での便宜などの面で、より一層の努力がなされることである」と述べた。

※訳注:「在外イラン人問題最高評議会」はアフマディーネジャード政権下で作られ、マシャーイーといったアフマディーネジャード側近の「問題分子」がその運営に深く関わってきた。この評議会が開催した会議では、海外に住む「反革命的な」傾向のビジネスマンなどが招かれ、そこでマシャーイーらが「イラン主義的な」演説を行ったりするなど、何かと物議を醸してきたという経緯がある。

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本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:3413001 )
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