イラン・英両国大使館、来週にも再開へ:イラン外務報道官が明かす
2013年10月23日付 Mardomsalari 紙

 イラン外務報道官は「〔カナダにある〕オマーン〔の大使館〕がカナダにおけるイランの利益代表部に、また〔イランにある〕イタリア〔の大使館〕がイランにおけるカナダの利益代表部になることが確定した。これは、国連の場でイランとカナダの代表の間で合いで交わされた政治的対話・覚え書きを経て決まったのものである」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、マルズィーイェ・アフハム報道官は週の定例記者会見で、「5+1に対してイランが示した提案は、イラン上層部や最高指導者との常日頃からの調整のなかで示されたものである」と述べた上で、「政府は広い心で批判に耳を傾けている。〔社会の〕雰囲気が国民的一致によって核交渉チームをサポートする方向へと向かうことを期待する」と語った。

 同報道官はさらに、「イラン・イスラーム共和国と5+1の交渉は、国の上層部との常なる調整の中で行われている。この調整は大統領によって、最高指導者との間で行われている」とした。

〔‥‥〕

 同氏はまた、イランとイギリス両国が任地に赴任しない形での公使を任命することで合意したことについて、次のように述べた。

国交再開に向けて、非駐在公使を任命することで合意した。8日以内に、非駐在公使が両国から指名される予定となっている。アグレマンなどの大使任命にかかわる手続きやその他の技術的な事柄を経る必要はない。彼らは〔任国の〕首都に常駐せず、往来することになる予定で、彼らが指名され、非駐在公使としての活動が始まり次第、両国大使館は再開される見込みとなっている。これにより、両国が利益代表部を置くことに関する話し合いは終了することになる。

〔‥‥〕

 アフハム報道官はまた、イラン国会による核問題への関与について、「〔5+1グループとの協議で〕行われた議論の内容は、国会議員や各委員会に伝えてあり、議員らへの情報提供のための連絡〔網〕や環境も整えられている。追加議定書〔への署名の是非〕に関する決定は国会に委ねられており、国会は交渉の過程や議論の進捗に沿って、決定を下すことになるだろう」とした。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31797 )