ハッダードアーデル「制裁が強化されても、われわれは屈しない」
2013年11月05日付 Jam-e Jam 紙

 公益判別評議会の委員を務めるハッダードアーデル氏は、イラン国民は革命という偉大なる学校で育てられてきたと指摘した上で、「もしアメリカが偉大なるイラン国民を制裁の強化で屈服させることができるなどと考えるなら、それは馬鹿げた想像だ」と述べた。

 記者クラブが伝えたところによると、ゴラームアリー・ハッダードアーデル氏を交えて日曜日〔=11月3日〕の夜に行われた報道特別討論番組で、過去1世紀間のイラン人のアメリカ人に対する不信の根源について検討が行われ、その中で同氏は、イランをはじめとする世界の国々の石油に対するアメリカの欲望が、アメリカのイメージを好ましいものから、世界の憎まれ役へと変える要因となったと指摘した。同氏はその上で、アメリカは石油代金として産油国に支払った代金を、武器を売ることで回収しようと試みていると述べた。

 同氏はシオニスト体制に対するアメリカの広範な支援に触れ、「イスラエルとの関係が、地域のあらゆるムスリムたちとのアメリカの関係を引き裂いているのだ」とし、さらに独裁体制は総じて、倫理的・経済的に腐敗していると指摘した上で、「アメリカは独裁的で腐敗した国家への支援の象徴だ」と断じた。

 ハッダードアーデル氏はまた、アメリカはアジアであれ、ヨーロッパであれ、アフリカであれ、ラテン・アメリカであれ、世界中の人々の電話の会話を盗み聞きしていると指摘し、「アメリカは自らの主張とは180度反対のことをしてきたのだ」と述べた。

 同氏はその上で、アメリカは宣伝の上では民主主義・人民主権の擁護者を自任していると指摘し、「しかしながら本当は、この国が世界の人々に、民主主義・人民主権の芳香をもたらしたことはなかった。実際、この国は人民主権・民主主義の擁護者であるイランのような国に敵意を抱いているのである」と付け加えた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:31966 )