イラク人ブローカーら、フーゼスターン産の水産物を買い漁る!
2013年12月17日付 Jam-e Jam 紙

 国産品を扱うブローカー市場はここ最近、水産物の分野にも進出するようになるなど、大きな変化が起きている。ただ〔その他の分野と〕異なるのは、こうしたブローカー業から生じる利益が、今やフーゼスターン産水産物の売買市場に目立った形で参入するようになっているイラク人ブローカーらのポケットに入っている点だ。

 フーゼスターン養殖業組合の理事長はこのことについて、「この分野におけるしっかりとした計画や全面的な保護政策がないために、州の水産業者・養殖業者らは〔イラク人ブローカーらの存在によって〕損害ばかり被っている。この産業は輸出部門の中では、水産業者にとっても、国内外の投資家にとっても、利益率の良好な業界であり、また雇用の創出にも貢献しうるにもかかわらず、である」と指摘した。

 セイエド・モスターファー・ムーサヴィー氏はジャーメ・ジャム紙のインタビューの中で、フーゼスターンには500もの養殖池があり、年間の熱帯魚の生産量は約4万トンにも及ぶと指摘した上で、「現在、これらの生産物の約50%が輸出されているが、それはイラク向けのみで、われわれは世界のその他の国々に市場を有していない」と語った。

 同氏によると、水産業は石油以外の外貨獲得源の一つとなり得るにもかかわらず、これまでこの業界の組織化に向けて、これといった計画作りや作業は行われてこなかったという。イラク人ブローカーらが現在の混乱した状況を知って、この分野に進出し、輸出部門での水産物の販売市場を手に入れたのも、こうしたことが原因だったのである。

 ムーサヴィー氏は水産業の最大の問題の一つとして、明確なブランドがないことや供給・販売市場が無秩序であること、イラク以外の国の販売市場に関する知識がないこと、包装・加工業が存在しないことなどを挙げ、次のように指摘する。

こうした問題に加え、商品の真の価値や国内での生産量、真の価格で商品を売った場合の国の利益などについて、生産者らが情報をもっていないことが、養殖業者らがイラク人ブローカーの言い値で生産物を売ってしまう原因となっている。その一方で、イラク人ブローカーらはわれわれの生産量について完全な情報をもっており、またイラク以外の市場・顧客が存在しないために、彼らは直接養殖池に行って、好きな値段を付けて、魚を買い付けている。もちろん、彼らはこのことでも一致団結している。例えば、もし生産者が彼らの提案する値段に同意すれば、彼らは生産物を買うが、もし同意しなければ、彼らは一致して、一斉にすべての養殖池での買い付けから手を引いてしまう。こうした圧力によって、生産物を売るよう生産者に強いているのである。

 同氏は、〔イラク人〕ブローカーらは買い付けた魚を高い値段で自国で売りさばいていると指摘した上で、「その一方で、近年のエサの高騰と販売価格の低迷によって、生産者らは自分たちの生産活動から利益を上げられないだけでなく、時に損失すら被る事態となっている。このため、生産者らが破産し、この産業が壊滅する危険すら存在するのである」と述べた。

〔‥‥〕

 ムーサヴィー氏は「こうした問題や危機的状況から抜け出すために、われわれは水産物輸出振興管理社という名の会社の設立を提案している。この会社には、水産業者や水産物の輸出を考えている人たちが参加し、同社の株主となるだろう」と語った。

 同氏の考えでは、政府の保護があれば、この会社はこの分野で統一のブランドを立ち上げ、〔イラク以外の〕新たな市場を見つけ出し、さらに加工・包装業の立ち上げを模索するなど、すべての人がこの分野の受益者となるようにすることが可能だとのことである。

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( 翻訳者:8411011 )
( 記事ID:32426 )