スンナ派指導者「タクフィール派はスィースターン・バルーチェスターン州に基盤をもたず」(上)
2014年02月17日付 Iran紙


【エブラーヒーム・ベヘシュティー】タクフィール主義組織によって5名のイラン人国境警備兵が誘拐され、パキスタンへと連れ去られた事件は、イラン=パキスタン国境地帯で発生したテロ行為としては最新のものであり、彼らの解放に向けた努力は今なお続いている。この事件以前にも、過去には同様の事件が複数、国境地帯で発生している。

 この国境地帯が不安定な地域であり、そこに過激派組織やタクフィール主義集団が発生・浸透してしまう根本的原因について、本紙はザーヘダーンのスンナ派金曜礼拝導師であるモウラヴィー・アブドルハミード・エスマーイールザヒー師にインタビューを行った。スンナ派の宗教学者である同師は、穏健主義的な政策を取り入れることで治安を安定させ、州を発展させることが可能であると強調した。

 インタビューは電話によるもので、面会による詳細なインタビューの約束は次の機会へと持ち越しとなったものの、モウラヴィー・アブドルハミード師の親身な態度と誠実さ、そして〔スィースターン・バルーチェスターン地域情勢に対する〕憂慮の念は、テヘランザーヘダーン間の距離を縮めるのに、十分なものだった。

国境地帯の治安が一部で不安定化している根本的原因は何だと思いますか?

 これらの事件の発生には、様々な要因が働いている。例えば、州の開発が遅れていること、現下の経済問題、一部の諸外国と隣接していること等だ。治安の悪化を引き起こしている者たちの中には、過去に様々な理由でイランから出ていった者たちがいる。彼らは通常、様々な政治的・非政治的事件に関与し、〔国外へと〕逃亡したのである。これらの人物は国外逃亡の際、〔イラン国境付近の〕地域の状況や、アフガニスタンやパキスタンの国境地帯の治安の悪さを見て取って、混乱を引き起こすのに打ってつけだと考えるのである。

この問題を解決し、治安悪化の根を絶つためには、どのような方策が考えられるでしょうか?

 私見では、最も重要なのは、人々を〔州の〕問題に参加させること、そして〔彼らが〕州の発展可能性に関心を抱くことである。もし〔州の〕人々が〔中央政府の〕関心の対象となり、〔中央政府によって〕差別されているという感覚をもたなくなれば、彼ら自身、治安の確立にこの上なく貢献するようになるだろう。この地域の人々がテロ行為に同調したことはなく、これに反対しているが、それでもそうなのである。

 ここではシーア派の人々とスンナ派の人々は、互いに寄り添って生きており、互いに何の問題も抱えてはいない。これらの事件は都市部や州の中心では発生しておらず、国境地帯に限定されていることを指摘しておかねばならない。しかし、州内や国内で形成されている心理・メディア上の雰囲気は適切なものではなく、この地域の住民に多くの害を及ぼしている。

つづく


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(翻訳者:8410068)
(記事ID:33066)