ハーメネイー最高指導者「聡明なる女性たちを育てたことは体制の誇り」(上)
2014年04月20日付 Jam-e Jam紙
http://www.khamenei.ir/より
http://www.khamenei.ir/より

女性に対する西洋の視線は抑圧的で、石化しており、人類社会を堕落させている
西洋思想を参考にするようなことは控えよ
家庭内における女性の健康と安全、平穏こそ本質的問題

 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨朝、学識高き選りすぐられた女性ら数百名と面会し、その中で「女性と家庭」という重要問題に対して正確な戦略を編むための国家横断的な高等センターを立ち上げることの必要性を訴え、次のように続けた。

包括的で実行可能な戦略を実現させるためには、以下の三つのことが必要だ。すなわち、・女性問題をめぐる「西洋の陳腐で石化した、誤りに満ちた」思想への参照を全面的にとりやめること、・イスラームの純粋な教えに依拠すること、・女性をめぐる真の問題とみなされる問題に注意を向けること、である。

 最高指導者事務所広報サイトが伝えたところによると、同師は〔預言者ムハンマドの娘で初代アリーの妻である〕ファーテメ・ザフラー閣下の祝福に満ちた生誕を祝った上で、いとめでたきこの生誕日〔※イスラーム太陰暦ジャマーディーヨッサーニー月20日、西暦4月20日〕が「女性週間」ならびに「母親に敬意を表する日」と同時期であることは、二つの世界を生きたファーテメ閣下の人生から学ぶ良い機会を提供してくれるだろうとの見方を示した。

 イスラーム革命最高指導者はファーテメ閣下が無謬で、若くして最高の精神的地位に登り詰めたことを指摘し、

世界の女性たちの指導者たるファーテメ閣下の人生に、正確で新鮮な視線を投げかけることで、あの方の卓越した徳性、例えば敬虔、貞節、清浄、努力、家庭を持って夫や子どもをしっかりと管理すること、政治を理解すること、そして人間の人生のもっとも重要な場面にしっかりと参加すること〔※〕などの徳性を、本当の意味での〔自らの生の〕手本としなければならない。

 と付け加えた。

※訳注:伝承では、ファーテメ・ザフラーは預言者ムハンマドの死去後、イスラーム共同体の後継指導者として、アブー・バクルやウマルがカリフに就任することに強く反対し、夫のアリーのカリフ位を主張したという。また父ムハンマドの遺産相続をめぐって、アブー・バクルと激しく対立したとも伝えられており、これらのことを念頭に置いているものと思われる。なお、ファーテメ・ザフラーは、アリーとのあいだに5人の子ども(ハサン、ホセイン、モフセン(以上男子)、オンム・コルトゥーム、ゼイナブ(以上女子)を設けている。モフセンは夭折したが、ハサンは第二代イマーム、ホセインは第三代イマームに、またゼイナブはホセインのカルバラーでの悲劇の伝承者となった。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、イスラーム的イランに教育レベルの高い、聡明・利発ですばらしい女性たちが多くいることは、神の恵みであり、イスラーム共和国にとって最大の誇りの一つだとした上で、「イランの歴史でも類を見ないこうした現実は、めでたくも瑞々しきイスラームの思想、そしてイマーム・ホメイニーの有益な考え方に負うものである」と指摘した。

 同師は、イラン人女性たちが聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕で自立したアイデンティティと人格を遺憾なく発揮したことも、〔イランの女性たちの〕すばらしさを示すもう一つの特長であるとした上で、〔イラン・イラク戦争の〕殉教者や傷痍者の母親たちや妻たちの「偉大さ、我慢強さ、そしてすばらしき不撓不屈の精神」を称えた。

 イスラーム革命最高指導者は、人類社会にとって女性をめぐる問題はさまざまな点から考究すべき問題だとし、このことに関して次の三つの重要な点を提起した。

1.どのようにしたら女性の偉大なる可能性を、正確かつ健全な形で活かすことができるだろうか?

2.どうしたら性という微妙でセンシティブな問題を、人類の堕落ではなく向上のために活かすことができるだろうか。

3.女性と男性がもつ自然の差異を考慮しつつ、家庭や社会における女性への抑圧を防ぐための対策として、人類社会でいかなる対策が制度化されるべきか。

つづく





本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)
(記事ID:33638)