インド:イランへの石油代金未払い分を、第三国へ代理送金―-《人道物資》輸入代金として
2014年05月28日付 Jam-e Jam 紙

インドの新聞 《インディアン・エクスプレス》紙は、以下のように報じた。

イランはインドに対し、我々のユーロ建て石油代金の負債[※経済制裁での口座凍結・送金停止による未払い代金]を、新たなルートを通じて、イランが食料品や医薬品を購入した第三国への代金として支払うことを求めた。


イラン学生通信(ISNA)によると、インディアン・エクスプレス紙はこの記事で以下のように報じている。

イランと5+1諸国の間で行われた核協議が前進しているという状況を考慮して、テヘランはニューデリーに対し、石油代金である36億ドルを減額する代わりに、それを人道的物資の輸入品の代金として第三国へ支払うよう求めた。

このようにして、インド中央銀行は先日、イランの第三国への未払い代金を、イラン国営石油公社のユーロ建て石油代金の未受領分から第三国に支払うことで同意し、またインドのUCO銀行もこの過程で代理銀行として[送金]業務を行う予定だ。

UCO銀行はイランの各銀行から第三国宛に発行された信用状を調査し、インドの石油会社各社に対し支払いを行うよう伝える予定だ。さらに、UCO銀行は信用のおける監査機関から、イランによる輸入品の中身が人道的なものであるという文書を受け取ることになる。もし積荷のいずれかについて疑いがあればインドの銀行は支払いを中断することができる。

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( 翻訳者:8411151 )
( 記事ID:34245 )