臓器移植の順番待ちの患者、2万5千人にも及ぶ(1)
2014年07月17日付 Jam-e Jam 紙

一日に7〜10人が、臓器移植を待つ間に死亡

【社会部:アミーン・ジャラールヴァンド】脳死患者の臓器提供に向けた啓発活動に関する議論が、さまざまなメディアで取り上げられるようになってしばらくになるが、それにも拘わらず、いまだ多くの脳死患者の遺体は埋葬され、遺族は臓器の提供に同意しようとしないのが現状である。専門家によれば、脳死患者一人につき、臓器移植を必要とする患者6〜7人を救うことができるというのに、である。

 保健省の最新の統計によれば、臓器移植を待ったまま命を落とす人の数は、一日に7〜10人に上るという。つまり、これら患者らは、耐えて待つこと以外に何もできないのである。

 もし脳死者の家族が愛する人の臓器を提供することに同意すれば、こうした〔臓器提供を待った挙げ句の〕死というものはもはや起こらなくなるだけでなく、臓器移植を待っている何千という患者に人生への希望の光がもたらされるだろう。

 保健省の移植・特殊疾病課のキャターユーンー・ナジャフィーザーデ課長はジャーメ・ジャム紙とのインタビューの中で、臓器提供を待つ患者の数は2万5千人に及ぶと述べた。

 これらの患者の多くは、何か月または何年もの間、臓器移植手術に希望を抱きながら、移植用の臓器が手に入らずにいる人たちである。そのため、医療制度の専門家たちの多くは、脳死患者の家族が臓器提供に非協力的なことが、臓器移植を待ち望む2万5千人もの患者の生活を苦しめている最大の問題であるとの見解で一致しているのである。

 こうした指摘が当てはまる顕著な例が、透析治療を受けている患者たちである。彼らの多くは、移植用の腎臓を見つけることができずにいる。

 ナジャフィーザーデ氏は、国内で透析治療を受けている患者数は2万3200人に上ると発表しているが、しかし同氏によれば、国内で行われている腎臓の移植手術は、年に2700件から3千件に過ぎないという。透析治療を受けている患者の多くが、腎臓の提供を受けられずに、透析治療を続けざるを得ない状況に陥っているのも、まさにこのことが原因なのである。

 移植用の臓器が見つからないという問題は、透析治療を受けている患者に限った話ではない。骨髄や肝臓、肺、その他の臓器の移植を必要としている患者たちは、移植用の臓器をみつけるという困難な問題と格闘しているのである。

つづく


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( 翻訳者:8411040 )
( 記事ID:34839 )