ジャザーイェリー司令官「イスラエルの無人航空機はイランの北の国から飛来」
2014年08月28日付 Iran 紙


 セイエド・マスウード・ジャザーイェリー司令官は、イスラエルの無人航空機はイラン・イスラーム共和国の北に位置し、旧ソ連邦の一部であった国からイランに送り込まれたものだと述べた。

 ファールス通信の報道によると、軍統合本部副参謀長は〔‥‥〕「この無人航空機のオペレーション範囲では、同機を直接占領地〔=イスラエル〕から〔イランに〕送り込むことは不可能である。域内のある国から送り込まれたものだ」と指摘した上で、次のように述べた。

われわれは、無人航空機の送り込みでエルサレム占領体制に協力した国が、必要な補償措置を講じるのを待っているところだ。そうしたことが行われない場合は、同国の名前を公表することになろう。

 同氏はファールス通信に対し、さらに

イラン国境に送り込まれた無人偵察機を破壊しただけで、われわれの対応が終わるわけではない。そうではなく、こうした敵の動きに対しては、占領地〔=イスラエル、パレスチナ〕で応答することになろう。

 と述べた。

 同氏は、なぜ無人航空機は国境地点からナタンズまでのかなりの距離を通った後、破壊されたのかとの質問に答える中で、「無人航空機は最初から監視下にあった。今のところ詳細を公表する予定はないが、ある諜報活動に基づいて、同地〔=ナタンズ上空〕を無人機の破壊に選んだのである」と語った。

 ジャザーイェリー司令官はさらに、「この無人機の破壊はすぐに、エルサレム占領体制によって確認された。もちろん、数々の証拠から、イスラエルの無人航空機が破壊されたことを認める以外、このイカサマ体制に道は残っていなかった」と指摘した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:エプール・スィムオーヴェ )
( 記事ID:35204 )