外務報道官「米外交評議会でのザリーフ発言への批判、改竄された翻訳に基づくもの」(2)
2014年10月08日付 Jam-e Jam 紙
米外交問題評議会でのザリーフ外相(エエテマード紙www.etemaad.irより)
米外交問題評議会でのザリーフ外相(エエテマード紙www.etemaad.irより)

【ジャーメジャム・オンライン】

■米外交評議会でのザリーフ発言全文が閲覧可能


 イラン外務省のアフハム報道官は、「質疑応答の形式で行われた米外交評議会での発言の全文が、同評議会のサイトに掲載されており、友人たちにもそれを送ってある」と述べた。

更に同報道官は、以下のように続けた。

この問題を正しく理解したくない人たちにとっては、それは不十分であり納得のいく説明ではないけれども、問題の真相を求める人たちに対しては、核問題、地域[情勢]の変化、ダーイシュ[イスラーム国]とテロリズムに関するイラン・イスラーム共和国の率直で明快な見解が、この質疑応答ではっきりと提起されているのである。

 同報道官はまた、「こうしたトピックが同評議会で提起された議論の98%だったのだ。しかし、一部の友人たちは、改変された一つか二つの文章だけを引合いに出している。残念ながらこの論争を続ける人たちは、それらの間違った文章で述べられている内容に基づいているのである」と述べた。

■国益という枠組での交渉

 同報道官は更に続けて、以下のように発言した。

我々は交渉の始めから、こうした批評に対して、交渉の担当者や高官らが、核問題を国益の問題として捉えていることを明確に表明しており、このことは疑いようのない原理根幹である。

同報道官は、党派の利益という立場から核問題取り組むことは、あってはならないことだと述べ、以下のように発言した。

我々は常に、この問題における国民のコンセンサスを強調してきた。この問題は、いかなるものも交渉を阻害することがないよう、核問題交渉チームのメンバー、および、国の高官ら全員によって、極めて注意深くかつ緻密に進められるだろう。

[…]



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:たるじょめのおきな[弐] )
( 記事ID:35570 )