テヘランの貯水量が激減—当局から新たな警告も
2014年10月12日付 Jam-e Jam紙

 テヘラン地方水道公社の社長は、現在テヘラン州にある5ヵ所のダムには1億7千万立方メートルの水があり、一日に160万立方メートルがテヘランの飲料水として利用されていると指摘した上で、「もしこの先2ヵ月間の降雨状況が良好でなければ、テヘランの水の供給は困難に直面するだろう」と述べた。

 ファールス通信によると、ホスロー・エルテガーイー氏は昨日、記者団の前で「新たに迎えた93~94水年度の初日(メフル月1日)〔西暦2014年9月23日〕以降、これまでテヘラン州地域ではしっかりとした降雨がなかった。実際、平均で1.9立方ミリメートルの降雨しかなかったとの報告がなされている」と話した。

 同氏は、気象庁の予報によれば、秋の3ヵ月間のテヘラン州における降雨量は平年並みだと予想されていると指摘した上で、「現在テヘラン州のダムへの水の流入量は、昨年と比較して著しく減少している」と述べた。

 同氏はさらに、次のように続けた。

テヘランのダムの貯水量は、このダムが溜めることができる量のたった20%あまりで、これが来年我々が利用できる水量である。したがって、テヘラン州のダムへの水の流入量は降雨不足のために、大きく減少していると指摘せざるをえない。

 エルテガーイー氏はまた、「テヘラン州のダムに流入する水の量は、先の92~93水年度〔※西暦で2013年9月23日からの1年間〕では、10億3900万立方メートルだった。この量はテヘランで1年間に消費される量に等しい。もちろん、この流入量のすべてを飲料水として割り振ることができるということではない」と語った。

〔‥‥〕

 同氏は「ダムへの水の流入量のこうした減少傾向から、いかなる危機がテヘランのダム貯水を脅かしているかがよく分かる」と言明し、さらに次のように述べた。

新水年度のテヘランのダムの貯水レベルは4億2千万立方メートルだが、その一方でこの量は昨水年度では4億千7千万立方メートルだった。つまり、テヘランのダムの水量は昨年度と比較して5千万立方メートル減少したことになる。


 同氏によれば、テヘランにあるダムの平均的な水年度の貯水量は7億6千万立方メートルとのことである。

 同氏はさらに、次のように付け加えた。

現在、アミール・キャビール・ダムが1億200万立方メートル、ラティヤーン・ダムが3400万立方メートル、ラール・ダムが2800万立方メートル、ターレガーン・ダムが1億5700万立方メートル、マームルー・ダムが9700万立方メートルの貯水能力があるにもかかわらず、そのうち実際に利用することのできる貯水量は、たったの1億7000万立方メートルに過ぎない。


 同氏によれば、現在テヘランの飲料水用〔に用いられている水の〕46%は井戸から、54%はダムから取水されているという。

 この当局者は、テヘラン州の上下水道〔網〕には450~500ヵ所の井戸が存在すると指摘した上で、「現在、井戸の数は増加中であり、テヘランにおけるその数は500ヵ所以上に達している。最近も新たに74ヵ所の井戸の掘削認可が下りたところであり、これまでに20ヵ所の井戸が掘られ、現在10ヵ所が掘削中である」と述べた。

 同氏はさらに、「この74ヵ所の井戸が完成し、運用が始まれば、これらの井戸からは4000万立方メートルの水が水道に加わり、テヘラン北東部への大きな助けとなるだろう」と続けた。

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(翻訳者:ちゃんぴの)
(記事ID:35643)