国会前で女性らが集会—エスファハーンでの酸かけ事件を非難
2014年10月22日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】女性らの一群がエスファハーンで起きた酸かけ事件に抗議して、本日正午に国会前で集会を開いた。〔‥‥〕

 集会参加者らは、エスファハーンでの女性らへの酸かけ事件を集会の理由に挙げ、エスファハーンの女性たちのために安全を確保するよう求めた。集まった人々は、「イランのダーイシュ(イスラーム国)主義者に死を」「酸をかける行為は犯罪行為、立法は支援〔※〕」などとシュプレヒコールを上げ、この問題に対して国会が特別な関心を払うよう求めた。

※訳注:酸かけ事件が、「善を命じて悪を禁ずる」(勧善禁悪)というイスラームの教えを実践しようと考える過激な集団によって起こされたものであり、そうした「善を命じて悪を禁ずる」行為を積極的に行う者たちを支援する法律が国会で準備されていることが、今回の事件の背景にあると非難している。

 酸かけ事件の被害者であるマアスーメ・アターイーさんとラアナーさんもこの集会に参加した。

 また、政治活動家のモハンマド・ヌーリーザード氏〔※〕は経かたびらを着て、女性らの集まりに参加した。しかし、酸かけ事件に関してシュプレヒコールを上げることも、プラカードを掲げることもなかった。その他としては、ナルゲス・モハンマディー氏とナスリーン・ソトゥーデ氏も、酸かけ事件の集会に参加した。(ファールス通信)

※訳注:モハンマド・ヌーリーザードは元々保守強硬派のジャーナリストだったが、2009年大統領選後の抗議運動以降、体制批判を行うようになった。ハーメネイー最高指導者に批判的な公開書簡を出したことで、逮捕された経験がある。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:じゃーねしーねはのめどきとる )
( 記事ID:35763 )