シリア政権の「第一の失敗」としての経済的失策(2)
2022年02月06日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シリアの失敗…第一に存在するのは経済の失敗

【スーリーヤ・ネット】

バッシャールは、2005年2月4日に実施されたラフィーク・ハリーリー(元レバノン首相)とその同僚らの暗殺を隠ぺいすることのリスクさえ認識していなかった。それは結局彼の軍・治安部隊のレバノンからの撤退につながり、「イスラーム共和国」がダマスカスそこ自体におけるシリア的決定を支配するという現状への布石を提供することとなった。

イランは自身の宗派的武器を用いながら、ヒズブッラーがシリアのレバノン撤退によって生じた真空を埋めたのちに、こうした状況を実現することができた。

したがってシリアの政権は、それが治安組織の優位性に依拠するマイノリティー体制であり、単に国家の社会的多様性に破壊をもたらした体制であるとの理由に加え、何よりも経済的に失敗したという理由で、もはや再正統化されることはできない。このような経済的失敗は、国内アクターらの変更や、以前ラーミー・マフルーフ(注:アサド大統領のいとこ)を取り巻いており、現在バッシャール・アサドの妻(アスマー・アフラス)にその居場所を変えたグループによる解決策の浮上とともに、2022年中にその規模を増している政治的失敗に反映されている。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:46835 )