シリア政権の「第一の失敗」としての経済的失策(3)
2022年02月06日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シリアの失敗…第一に存在するのは経済の失敗

【スーリーヤ・ネット】

ラーミーは20年以上にわたって、シリア経済の関節を支配してきた。通信会社や空港内外の免税店のほか、彼の所有する複数の会社や彼の仲間たちの経済的収入の源泉となりうるあらゆる部門にいたるまでが彼のもとにあった。さらに父であるムハンマド・マフルーフ(ハーフィズ・アサドのいとこであり、彼の妻アニーサ・マフルーフの兄)から遺産を相続したラーミーは、アラウィー派主義とそのコントロール、そして多くの人々をバッシャールに忠実であり続けさせることに関心を持っていた。

「分断の時代」と呼ばれた文民政府を覆した軍事クーデターののち、1963年に実効的に樹立したシリア政権の危険性は、同国の経済に加え、貿易、サービス、農業、域内の立ち位置に関連する全てを無に帰したという事実の中に潜伏している。もっとも重要なのは、それがシリアの国家制度、特に(その後高等機関・部局によって支配される権力となり下がった)司法権力を破壊しつくしたことである。司法が存在しないときに、シリアに投資を行いたいと思う者など誰もいない。ラーミーとともにシリアで通信会社の設立にあたったエジプト人ナギーブ・サーウィールスを含む、アラブや外国の投資家らに起きたことを思い出せる者はいるだろうか。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:46884 )